【2025年】関西医科大学医学部の解答速報・過去問解答
2025年度入試 解答速報NEW
後期
2025年度入試(後期)の数学でズバリ的中しました!
関西医科大学後期大問Ⅰの解説動画
関西医科大学後期大問Ⅳの解説動画
前期
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【2025年度】関西医科大学の各科目講評と全体統括
前期
1月25日に関西医科大学の一般選抜前期入試が行われました。 一昨年の学費大幅値下げ以来、関西のみならず日本を代表する私立大学となりました。昨年の一般前期の志願者は2,297名でしたが、今年はさらに増加すると予想しています。 まず、データを見ていきましょう。以下は一般選抜前期のデータです。
2022年:志願者 1,775名/一次合格 313名/正規合格 110名/合格最低点 250点
2023年:志願者 2,224名/一次合格 352名/正規合格 127名/合格最低点 254点
2024年:志願者 2,297名/一次合格 381名/正規合格 160名/合格最低点 269点
※ 合格最低点は正規合格のもの
昨年、私たちは「一次通過ラインは200点」と予想しましたが、正規合格の合格最低点および補欠繰り上がりの状況から考えると、250点以上だったと考えています。関西医科大学の受験者層は想像以上にハイレベルでした。私たちは今年度さらなる難化を予想しており、一次試験を通過するためには6割5分程度の得点が必要になると考えています。また、今年度から英語・数学の配点が100点満点から150点満点に変更されます。配点の変化が合否にどのように影響するか、要注目です。
さて、今年度の出題はどのようだったのでしょうか。以下、メビオ講師による各科目の所感をお伝えします。
英語
例年通りの大問3題構成でした。大問1ではT/F問題が姿を消し、文挿入、同義語選択、空所補充、内容一致を含む「長文総合問題」へと変化しました。難易度も上がりました。大問2でも若干の変化は見られましたが、大きなものではありませんでした。大問3の自由英作文では、英文メールで使われる英語表現への慣れが出来を大きく左右しそうです。目標得点率は60%です。
数学
例年通り大問4題構成となりました。昨年度は難問ばかりで予想得点も非常に低いものでしたが、今年度は「手をつけられる問題」が多く出題され、難易度も下がったと言えます。とはいえ、油断すると間違えやすい設定の問題や、状況が把握しづらい問題、空間把握能力が試される問題など、差がつきやすい出題が多かったように思います。目標得点率は50%です。
物理
例年通りの大問4題構成で、難易度はやや下がりました。また、4年連続で表やグラフを扱う問題が複数出題されました。どの大問も前半は平易に解き進められますが、後半は解きにくい設定となっていました。作業量は例年に比べてやや少ないものの、読み解く能力と計算処理力の両方が求められ、時間内に解き切れなかった受験生も多かったように思います。目標得点率は65%です。
化学
例年通りの大問4題構成でしたが、昨年度に比べて問題量が増え、時間との勝負となったと感じました。難易度自体には大きな変化は見られませんでした。限られた時間の中で正確に情報を読み取り、正確に解答する能力が求められています。目標得点率は75%です。
生物
例年どおり、大問4題構成で、出題形式は「計算あり」の「記述式」でしたが、2024年度前期に比べると易化したと言えるでしょう。目標は80%です。 昨年と同様、大問Ⅰの小問集合はかなり取り組みやすいので、ここは高得点を狙いたいところです。大問Ⅱの「キセニア・自家不和合性」は発展的なテーマであるため、類題を解いた経験があるかどうかで差がついたのではないかと思われます。大問Ⅲの「発生」・大問Ⅳの「細胞周期」は、例年よりも取り組みやすい印象です。ちなみに、大問Ⅳは東京慈恵会医科大学の2012年度の問題を改変した問題となっています。 対策としては、取り組みやすい問題をきちんと選り分けて、一定の得点を確保できるようにしておくことが有効でしょう。そのうえで、大問Ⅱのような難しめの問題に挑戦しましょう。また、内容とは独立に気をつけるべきこととしては、「複数回答で順番を問題にしていない場合は、アルファベット順に並べなさい」といった特有の指示があるため、解答の仕方には細心の注意を払ってください。
総評
理科に関しては量は多いものの、総じて取り組みやすい問題が多く、大きな差はつきにくかったように思います。合否を左右するのは、配点が1.5倍となる英語・数学次第と言えるでしょう。
私たちは全科目の目標得点率が昨年度から少し高くなると予想しています。一次通過ラインは、ズバリ320/500点です!
後期
関西医科大学医学部 後期入試データ
年度 | 志願者数 | 1次合格者数 | 最終合格者数 | 繰上げ合格者数 | 合格最低点 | 入試科目 | 配点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 419 | - | 6 | 非公表 | 276/400 | 英、数、理(2)、面接 | 英100、数100、理200、面接- |
2024 | 366 | - | 11 | 非公表 | 276/400 | 英、数、理(2)、面接 | 英100、数100、理200、面接- |
2025 | - | - | - | - | - | 英、数、理(2)、面接 | 英150、数150、理200、面接- |
総括
志願者数: 2023年度は419名、2024年度は366名と、後期入試においても多くの志願者が集まっています。2025年度の志願者数は現時点では公式発表されていません。 1次合格者数: 大学の公式発表では、1次合格者数は公表されていません。 最終合格者数: 2023年度は6名、2024年度は11名と、前期入試と比較して募集人数が非常に少ないのが特徴です。2025年度も同様の合格者数となる可能性が高いです。 繰り上げ合格者数: 非公表です。後期入試は特に繰り上げ合格が多く発生する傾向があるため、2025年度も同様の措置が取られる可能性があります。 合格最低点: 2023年度と2024年度の合格最低点はともに400点満点中276点です。前期入試と比較してやや高い水準です。2025年度の合格最低点は、試験の難易度や配点変更によって変動するため、現時点では不明です。 入試科目・配点: 2025年度入試では、配点が英語150点、数学150点、理科200点に変更されています。過去2年間は英語100点、数学100点、理科200点でした。2次試験では面接が実施されます。
まとめ
関西医科大学医学部後期入試は、前期入試と同様に高い人気がありますが、募集人数が非常に少ないため、合格難易度は非常に高いと言えます。過去2年間のデータから見ても、最終合格者数は一桁台と非常に狭き門です。2025年度入試では配点が変更されているため、過去の合格最低点を単純に比較することはできません。引き続き、高倍率となることが予想されます。 より詳細な分析や最新の情報については、必ず関西医科大学の公式ウェブサイトの入試情報を確認してください。
英語
2025年度後期の設問内容は2024年度から変化があり、大問1の長文では10カ所の語句挿入問題が出題されました。大問3の自由英作文は、日米の文化の違いについて考察した経験の有無が影響するテーマが出題されました。こうした傾向の大きな変化は,関西医科大学においてはよくあることなので,前年度過去問を研究して試験に臨んでも,予想を超えた変化があることは想定しておく必要があります。大問1では、単語補充問題も正解を絞り込むのが難しいでしょう。大問2の記述問題については、2024年度と同様に、本文からの抜き出しが中心です。大問2で失点をどれだけ避けられるかで、合否が決まるでしょう。目標得点率は55%です。
数学
2024年度は前期・後期ともに非常に難易度が高かったのですが、それと比較すると2025年度の前期・後期はいずれも取り組みやすい難易度になっています。特に後期については、いずれの大問も同種の問題を解いた経験があれば完答が可能なレベルであり、高得点が望まれます。ただしその経験の有無によって得点が大きく左右される面がありそうです(特に大問Ⅲ、Ⅳなど)。
物理
2025年度後期は昨年度後期よりやや易化し、今年度前期よりもやや易しくなりました。大問1・2は標準的な内容で、確実に得点したい問題でした。大問3は光の進み方を幾何的に考察する必要があり、出題の意図が読み取りにくい問題もありました。大問4は絶対零度の実験的導出に関する問題で、グラフの読み取りがポイントとなりました。全体的に解きやすい構成ながら、大問3の問3と問5は難しく、目標得点率は75%です。
化学
2024年度後期と比較して形式面の変化はありませんでした。ボリュームも同程度でしたが、各大問の難易度は軒並み下がり全体として易化したと言えるでしょう。差がつくとすれば「すべて選び」での抜け落ちや解答様式などのミスの数で、一次合格には 85 % 必要になってきそうです。
生物
前期同様、大問4題構成で、出題形式は「計算・描図あり」の「記述式」でした。点画でスケッチをさせる問題に驚いた受験生もいたかもしれません。内容的には、前期試験よりもオーソドックスな出題が多く、時間的にも余裕があったのではないか思われます。難関校であることを考慮すると、目標は85%です。 出題テーマは「植物の環境応答」「タンパク質の輸送・分泌」「カタラーゼの実験」で、いずれも難易度は標準レベルです。 大問Ⅰの小問集合は取り組みやすい設問ばかりなので、ここは満点を狙いたいところです。大問Ⅱの「植物の環境応答」の問題は、落ち着いて処理できれば、高得点を狙えたでしょう。大問Ⅲの「タンパク質の輸送・分泌」の問題は、前半は類題を解いた経験があったかどうかで差がついたでしょう。後半は、写真がかなり判別しづらいものの、答えはだせるので、あまり差はつかなかったのではないかと思われます。大問Ⅳの「カタラーゼの実験」の問題は、論述問題以外はきわめてオーソドックスな内容なので、高得点を狙いたいところです。ちなみに大問Ⅳは、2015年の日本医科大学の問題がベースとなっています。前期同様、内容とは独立に気をつけるべきこととして、「複数回答で順番を問題にしていない場合は、アルファベット順に並べなさい」といった特有の指示があるため、細心の注意を払って解答を作成してください。
総評
360点(内心350点くらいであってほしいところ)
【2025年度】関西医科大学の各科目講評と全体統括(動画版)
1月25日に実施された2025年度関西医科大学の各科目講評と全体統括です。
3月1日に実施された2025年度関西医科大学(後期)の各科目講評と全体統括です。
2024年度入試 解答速報
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