【2026年】東海大学医学部の解答速報・過去問解答
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【2026年度】
東海大学医学部の各科目講評と全体統括
2026年2月2日と2月3日に、東海大学医学部の一般選抜試験が実施されました。同大学は数学の試験範囲に数学IIIを含まない独自の出題形式をとっており、例年多くの志願者が集まります。近年の志願者数は4,000名から5,000名規模で推移しており、私立医学部の中でも屈指の激戦が続いています。
以下に、2026年度入試における各科目の講評と全体統括を記します。
1日目
英 語
大問数、形式、マーク数はいずれも例年通りでした。大問2の同義語問題は、近年難化傾向にあります。大問4の会話文問題も、登場人物が多く話題を把握しにくい内容が目立ちました。こうした設問で時間を浪費しないよう、冷静な判断が求められます。全体として試験時間に対して問題量が多いため、要領よく解答する高い処理力が合否を分けるでしょう。 一次合格のための目標得点率は70%程度です。
数 学
形式面に変化はなく、すべて空所補充形式の大問3問構成でした。2023年度に数学IIIが範囲から除外されて以降、出題レベルは取り組みやすい内容で落ち着いており、2026年度もその傾向が踏襲されました。大問1の小問集合はいずれも基本的な内容です。大問2の数列は漸化式がやや複雑ですが、丁寧な誘導に従うことで完答を目指せます。大問3は空間ベクトルの問題ですが、中盤以降は平面ベクトルの性質に帰着できることに気づけるかで差がつくと予想します。 一次合格のための目標得点率は80%程度です。
物 理
出題内容は2025年度の入試と同程度でした。大問4問はいずれも標準的なテーマでしたが、大問2の終盤の設問は計算に時間を要する内容でした。大問4も初見では方針を立てるまでに時間を取られやすく、時間不足に陥った受験生も多かったと予想します。典型問題の習熟度とともに、計算のスピードと正確性が重要です。 一次合格のための目標得点率は70%程度です。
化 学
大問5題でマーク式と記述式が混合している形式面は、2025年度入試から変化がありませんでした。出題レベルの面では、大問5にて教科書などで扱われず受験生に馴染みの薄い合成高分子化合物が登場していた分だけ上昇したと言えます。しかし、それらの設問では大きな差がつかないと予想します。 一次合格のための目標得点率は70%程度です。
生 物
出題形式や出題レベルに大きな変化は見られませんでした。大問1(バイオテクノロジー)は、設問文の解釈に時間を要するものの、内容は標準的です。大問2(植物ホルモン)や大問3(酵素)は比較的解きやすく、高得点が期待できます。一方で、大問4(窒素同化)や大問5(動物の進化)はリード文からの情報抽出や選択肢の吟味に手間取り、得点が伸び悩んだ受験生も多かったと予想します。情報の取捨選択の手際良さが求められる試験でした。 一次合格のための目標得点率は65%程度です。
総 評
2026年度1日目の試験全体を振り返ると、数学の出題範囲に数学Ⅲが含まれないという入試制度上、例年通り数学や理科は標準的な問題を中心とした高得点域での争いになりました。こうした東海大学特有の試験内容においては、基礎知識の正確なアウトプットに加え、英語を含めた全科目で制限時間内に解き切るスピードが合否に直結します。
2日目
英 語
大問数、出題形式、マーク数はいずれも例年通りでした。大問2の同義語問題は出題レベルが上昇傾向にあります。大問4の会話文問題においても、登場人物が多く話題がつかみにくい内容が見受けられました。限られた試験時間の中でこれらに時間を費やしすぎないよう、状況を素早く判断する処理能力が求められます。全体として問題分量が多く、要領よく解答を進める必要があります。 一次合格のための目標得点率は70%程度です。
数 学
形式面の変化はなく、すべて空所補充形式の大問3問構成でした。2023年度に数学Ⅲが範囲から除外されて以降、出題レベルは落ち着いていますが、今回の内容は前日に実施された1日目の試験と比較するとやや難化しました。大問1の小問集合は基本から標準的なレベルですが、計算量が多く相応の時間を要します。大問2の微分・積分(数学Ⅱ)は、誘導に乗り着実に完答したい内容です。大問3の確率漸化式は、題意と状況の変化を正確に把握する必要があり、苦戦した受験生が多いと予想します。 一次合格のための目標得点率は70%程度です。
物 理
出題レベルは2026年度の1日目、および2025年度の2日目と同程度でした。いずれの大問も、題材や考察内容は典型的なものです。大問1と大問4は確実に得点を重ねたい項目です。一方で、大問2は状況把握に時間を要する問題でした。また、大問3の(3)以降は、類似問題の演習経験の有無が解答のスピードを左右したと言えます。大問3と大問4については、選択肢を有効に活用して計算時間を短縮する工夫が求められます。 一次合格のための目標得点率は65%程度です。
化 学
どの大問にも即答が困難な小問が含まれていました。特に大問4の構造異性体をすべて書き出す問題などは、正確な処理と時間を要したはずです。2025年度の2日目と比較するとやや難化しました。確実に得点できる設問を見極めて得点を積み上げることが肝要です。 一次合格のための目標得点率は70%程度です。
生 物
大問1の「体内環境の維持」は、誤りの選択肢が明確であり解答を選びやすい内容でした。大問2の「炭素循環」は、後半に自信を持って解答を絞り込みにくい設問が続き、解きにくさを感じた受験生が多かったと予想します。大問3の「免疫」は情報整理能力が問われますが、概ね取り組みやすい構成です。大問4の「三毛猫の遺伝」は、前提知識の有無で解答時間に大きな差が生じたと予想します。大問5の「代謝」は文章量が多いものの、流れを的確に追うことができれば正答可能です。全体として選択肢の文章が長く、情報の取捨選択における手際良さが求められる試験でした。 一次合格のための目標得点率は65%程度です。
総 評
2026年度の2日目試験を総括すると、英語と物理、生物は例年並みの出題レベルを維持したものの、数学と化学でやや難度の高い設問や計算量を要する問題が見られました。いずれの科目も試験時間に対して問題分量が多く、医学部入試特有の高い処理能力と、標準的な問題を確実に正答する正確性が強く求められる傾向に変化はありませんでした。

