医学部受験一筋医学部進学予備校メビオ

「公式暗記の物理」から「実感する物理」へ

指導方針

公式を覚えるだけの勉強はやめて、イメージをつくることから始めよう

「何が起こっているのかイメージできない」という受験生は多いです。”力学分野は得意だが電磁気や原子などの分野はサッパリ”というタイプの人は、見えないものに対しての「イメージができていない」ことが多いのです。

メビオの物理は、まず「イメージをつくる」ことから始めます。身近な例から出発して「こうなるはずだ!」という直感が働くまで、何が起こっているのかを言葉と図解でくり返し説明します。時には簡単な実験を行ったり、コンピュータ・グラフィックスを用いて解説したりもします。イメージができると、問題を解くこと自体が楽しくなっていくはずです。

その次に多いのは「イメージはできる、結果も想像できる、でもどの公式を使えばよいのかわからない」という問題です。公式に深い理解が伴っていないと、このように「なんとなくはできるが今ひとつ得点が伸びない」という問題に陥ります。

メビオでは、公式や法則が作られた背景を知ることに十分な時間をあてます。そして、直感的なイメージを、芯のある確固としたものにしていきます。ときには、実際に公式を導く作業を行います。このように理解を深めることによって、入試会場で窮地に陥ったときにも、自力で道を切り開けるようになるのです。

物理現象の「イメージ」を頭の中にくっきり描き、「公式や法則の成り立ち」を理解していると、問題演習をくり返すうちに自分の理解の確かさを実感するようになります。そうなれば成績は飛躍的に伸びていきます。メビオ生にとって、物理が得点源となり、また他の受験生に差をつける武器となるものと確信しています。

カリキュラム:高卒生

くり返すことで飛躍的に伸びる「物理の年間カリキュラム」

物理は初心者からでも始められるように高校物理の初めから全ての分野を網羅し、その後くり返し演習を行います。

春期講習から本科後期(9月下旬)にかけて物理の全分野をまず1周します。

春期講習 A系統 「運動の法則」
前期 A系統 「運動方程式」〜「円運動」
B系統 波動全分野〜電磁気分野「電場と電位」
夏期講習 A系統 「単振動」、「万有引力」〜熱分野「気体の状態変化」
B系統 「コンデンサー」〜「電流と磁場」
後期 A系統 「分子運動論」、「気体の熱力学」
B系統 「電磁誘導」、「交流」〜原子全分野

全分野が終わり次第、2周目のテキスト(後期テキスト)に入ります。

後期テキストでは1周目の内容で手薄になりがちな分野の復習、およびワンランク上の知識や入試問題を扱い、物理の力にさらに磨きをかけていきます。過去問を扱い始めるのもこの時期です。年内には後期テキストが終了し直前講習に入ります。

直前期には、頻出の分野や受験生が手薄になりがちで重要な分野などを中心に、物理全体を何度もくり返しつつ復習します。

1月半ばから3月半ばまでの約2ヶ月の受験期間も、入試の合間に対策授業を行います。対策授業では、各大学の入試傾向の分析に基づき、予想問題をベースにした演習を行います。

メビオの物理のカリキュラムは、ただ同じことをくり返すのではなく、くり返すごとにワンランク上の実力が身につくように組まれています。

Point:イメージをつくるための「実感する授業」。

メビオの物理の授業の特徴は、授業中に簡単な実験をしたり映像をみたりすることです。
波動や電磁気などはイメージを持たない受験生が多い分野です。特に音や光に関する実験は手軽に出来るものが多く、実際に目の前で起こる現象を観たり聴いたりすることで、文章や数式による説明だけでは分からなかった現象が理解できるようになります。

カリキュラム:高校3年生

くり返すことで飛躍的に伸びる「物理の年間カリキュラム」

春期講習 A系統 「運動の法則」
前期 A系統 「運動方程式」〜「円運動」
B系統 「波の性質」~「光波」
夏期講習 A系統 「単振動」、「万有引力」〜熱分野「気体の状態変化」
B系統 「レンズ」、「電場と電位」~「コンデンサー」
後期 A系統 「電流回路」~「交流」、原子全分野
B系統 「分子運動論」、「気体の熱力学」

全分野が終わり次第、2周目のテキスト(後期テキスト)に入ります。

実戦演習を進めながら、1周目の内容で手薄になりがちな分野の復習、およびワンランク上の知識や入試問題を扱い、物理の力にさらに磨きをかけていきます。

物理のよくある質問

物理が苦手なのですが、おすすめの勉強方法を教えてほしいです。とくに電磁気が苦手です。

物理では現象をイメージすることが大切です。
イメージした現象を数式で表すことができるか、数式で表された現象、エネルギーや運動量などの抽象的概念をイメージできるかどうかが重要なのです。
たとえば、記述された状況を図で表したり、複雑な状況を表を用いて整理したりすることが助けになります。
また、理解したことをノートに図や表を使ってまとめるのは物理の力を鍛えるのに非常に有効です。
特に波や電磁気などのイメージしづらい分野では、物理図録などを補助的に利用してイメージが浮かぶようにしておくと良いでしょう。

過去問対策はいつから始めるのがよいでしょうか?

秋くらいから始めるので十分ですが、全分野一通り完成した時点を始める目安とすると良いでしょう。
過去問演習はただ闇雲に行うのではなく、何のために行うのか目的はっきり持って取り組むことが重要です。
私立大学医学部の入試問題であれば、物理の力を鍛えるために使うのではなく、各大学の「出題傾向」「問題の分量や時間の使い方」「自分の得点力と合格最低点の乖離」を確認するのに使うのが適当です。

生物選択者ですが、物理のほうが向いているのではないか?と先生にアドバイスしてもらいました。浪人するにあたって、物理を選択しても1年で間に合いますか? どのような人が物理選択に向いていますか?

一般的に物理選択に向いているのは、

  1. 現象のイメージをするのが得意
  2. 数学が得意
  3. 様々な現象を少ない知識で説明できることが面白いと感じる

というタイプの人です。

数式を扱うのが嫌い、抽象的な概念を扱うのが苦手、という人にはあまり向いていないとも言えます。
1年で間に合うかどうかに関しては、他科目に不安がないことが前提になりますが、本気でやろうというのであれば間に合うと思います。

メビオの場合は、他科目の講師とも議論して、本当に向いているのか、1年で間に合うのかどうかを総合的に判断させてもらいます。
物理から生物選択への変更も参考にしてください。

私は物理選択者ですが、物理を使わずに受験できる医学部はありますか。物理は苦手なので、他の科目に力を入れたいです。

2021年度の医学部入試において、理科1科目以下で受験可能なのは、帝京、近大推薦、金沢医科総合型選抜、金沢医科後期、東海などです。ほとんどの場合、理科は2科目必要ですから、物理もしっかり勉強するべきでしょう。
また、医学部には物理の授業もあります。大学入学後のことを考えても、物理を勉強することは重要です。
物理や数学的思考が非常に苦手で、理科の選択を生物に変更する人も少数います。生物、物理両方の教師や講師によく相談する必要がありますが、仮に変更するなら、変更のタイミングは早ければ早いほどよいでしょう。

生物の質問:「生物を選択しておかないと、医学部に入ってから苦労するぞ、と先生から言われたことがあります。物理から生物に変更するべきでしょうか?」への回答も参考にしてください。

公式がなかなか覚えられないのですが、どうすればよいでしょうか?

あまり使ったことのない公式であれば、練習問題などを解きつつ使い方を覚えるのが良いと思います。最初は丸覚えでも良いでしょう。
何度使っても、公式を間違えてしまったり、思い出せなかったりする場合は、公式の意味を考えるのが良いと思います。

ここで公式と言っているものには、「定義」、「法則」または「原理」、この中にいわゆる「公式」が混ざっています。
「定義」は何らかの利便性を考えて人間が決めたものです。どのような利便性があるかを理解せずに覚えても、使い道が分からなければ役に立ちません。なぜそのように決めたのかを今一度確認すると良いでしょう。
「法則」または「原理」と呼ばれるものは、それが発見された当時は根拠などなく実験結果から導かれたものです。中には日常的な感覚とはかけ離れたものもありますが、「法則」や「原理」は各分野の中核になるようなものばかりです。まずは使って覚えるしかないと思います。
最後にいわゆる「公式」ですが、これは「法則」などから導くことのできるものです。

どのように導かれた公式なのか思い出せない場合は、まずは公式の導き方から確認すると公式を覚える手助けにもなるので良いでしょう。

初見の問題が解けません。どうすればよいでしょうか?

初見の問題に見えても、用いる知識は高校物理の範囲内です。「難しそう」と諦めるのではなく、解いたことのある問題と同様に解けないかを考えることが重要です。

問題を解くプロセスは、

  1. 問題文を読んで条件を把握する
  2. 条件から立式する
  3. 方程式を解く

の順に進みます。

慣れないうちはあまり悩まず模範解答や講師に頼って構いませんが、1. 2. 3.のどの段階でつまずいたかを把握するように心がけましょう。

ケアレスミスが多いのですが、どうすれば直りますか?

物理では次元という概念を扱います。簡単にいうと、単位が同じものが同じ次元です。
たとえば、力を求めなさいという問題があって、計算した結果がmghになった場合、「これは力ではなくエネルギーの次元だからおかしい!」と気付かなければいけません。
このような感覚がない場合、計算上はケアレスミスかもしれませんが、次元を気にしながら計算する習慣が身についていないことになります。
計算途中で数式の次元や解答の次元に注意するだけでも計算ミスはかなり防げるようになります。
もし次元を気にした計算をしたことが無い場合は、今日から次元をチェックしながら計算する習慣をつけましょう。

原子分野の対策はどのようにすればよいでしょうか。

原子分野の問題を解くには、力学・波動・電磁気の知識が最低限必要となります。これらの分野の学習が一通り終わってから原子分野に手をつけるとよいでしょう。
原子分野の問題は出題のバリエーションが少ないですから、入試直前期など時間がない中でも、数問だけでも解いておくと即効性があります。特に頻出の「ボーアの理論」「コンプトン散乱」「光電効果」「X線の発生」については、少なくとも各2,3問は解いておきたいところです。
また近年では、原子力発電への関心の高まりから「半減期」「核反応」「放射線・放射能」に関しての出題も増えています。最近の過去問を見ておくと、出題傾向が見てとれるでしょう。

波動分野が苦手ですが、どうすれば得意になるでしょうか。

波動分野に関しては、「このようにすると解きやすい」というコツが多くあります。
たとえば「縦波の定常波の密度変化が最大となる点の求め方」「ドップラー効果の公式の覚え方」「レンズの公式の使い方」などには全てコツがあります。このようなコツをたくさん身につけることで、点数が取りやすくなります。余力があれば、これらのコツを丸覚えするだけではなく、しっかり理解すると安定感が増すでしょう。
また「ヤングの干渉実験」「ドップラー効果の公式」「レンズの公式」などについては、公式を導出する問題も頻出です。
公式の導出については、説明を聞いただけで「わかった」という気にならず、何も見ずに自ら手を動かしてみることが有効な勉強法です。

再受験生なのですが、新指導要領になってから、気をつけておくべき範囲があれば教えてください。

新指導要領になって、新しい分野が加わったり、まったく見かけなかったタイプの問題が出るようになったということはありません。
ただ、グラフや表の読み取りや、数値計算など実際に実験をする際に必要な作業をテストに出される頻度が上がっています。
グラフの読み取り方や、数値計算の基本的な規則が曖昧な場合は確認しておきましょう。