【2026年】福岡大学医学部の解答速報・過去問解答
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【2026年度】
福岡大学医学部の各科目講評と全体統括
2026年2月2日、福岡大学医学部の一般選抜入試が実施されました。2025年度は他大学との入試日程の重複が少なかったことから志願者が急増しましたが、2026年度は杏林大学、日本医科大学、東海大学と同日実施となったため、志願者は分散し、昨年度の2,593名から2,417名(176名減)へと落ち着きを見せました。しかし、依然として2,400名を超える激戦であることに変わりはありません。
以下は過去3年間の一般選抜入試のデータです。
| 年度 | 志願者 | 一次合格 | 正規合格 | 総合格者 | 一次合格最低点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 2,127名 | 467名 | 70名 | 151名 | 250/400点 |
| 2024年度 | 2,071名 | 453名 | 102名 | 145名 | 269/400点 |
| 2025年度 | 2,593名 | 400名 | 119名 | 170名 | 281/400点 |
※総合格者数は正規合格者と繰り上げ合格者の合計
2025年度は志願者の急増に対し、一次合格者数を400名まで絞り込んだことで、一次試験突破の出題レベルは例年より大幅に上昇しました。2026年度も一次合格者数は同程度に制限されると考えられ、一次突破には引き続き高い得点が求められます。
以下に、2026年度の入試について各科目の講評と全体統括を記します。
英 語
大問数および全体の設問数に変化はありませんでしたが、いずれの大問も2025年度と比較して取り組みやすい問題が多く出題されました。大問1の英文和訳には難解な語句や文法事項が含まれておらず、大問2の長文内容一致も語彙・内容ともに平易であったため、これら2つの大問で確実に得点することが肝要です。大問3の文法四択は2025年度に引き続き「適していないもの」を選択する形式でしたが、基本的な文法事項を問うものが多く、失点を最小限に抑えることで差がつくと予想します。 一次合格のための目標得点率は75%程度です。
数 学
出題形式に変化はなく、大問1と大問2が計10個の空所補充、大問3が記述式という構成でした。出題内容は2025年度よりやや難化しています。大問1は比較的取り組みやすいものの、(4)と(6)で手が止まりやすい出題でした。大問2の前半は図形問題で、作業量は少ないながらも図形的な直観力によって差がつくと予想します。一方、大問2後半のデータの分析は難解な問題でした。大問3は例年通り数学IIIの微積分で、前半が微分、後半が積分という頻出の流れでした。方針で迷うことは少ないものの、正確な処理能力の差が得点に直結したと考えられます。 一次合格のための目標得点率は65%程度です。
物 理
出題内容は2025年度よりやや易化しました。問題数に大きな変化はなく、例年通り選択式の大問1、2は解きやすく、ミスの連鎖も起きにくい構成でした。大問3も2025年度より取り組みやすい内容でしたが、計算ミスの連鎖を招きやすい構造となっていました。また、描図問題が1題含まれていた点も特徴です。全体として平易な出題であるため、ケアレスミスが致命傷となります。試験時間には余裕があり、見直しの時間を十分に確保できた受験生が多いと予想します。 一次合格のための目標得点率は85%程度です。
化 学
大問1が小問集合、その他に大問3つという出題形式は2025年度と同様でした。正誤問題がやや難化し、判断に迷う設問が見られた一方で、大問2以降の計算量は減少しています。これを踏まえると、全体としては2025年度よりも易化したと言えます。制限時間内に正確な判断を下し、計算ミスを排除する能力が求められました。 一次合格のための目標得点率は80%程度です。
生 物
2025年度に引き続き大問4題構成で、分量もほぼ同程度でした。難解な設問は少なく、基本事項を正確に理解した上での精度の高いアウトプットが求められました。大問1の遺伝は平易な内容で、指示通りの解答が高得点に直結します。大問2の細胞分裂も典型的な内容であり、完答が狙える設問でした。大問3の個体群・生態系は手薄になりやすい分野ですが、出題レベルは教科書程度であり、着実に得点したい内容です。大問4のラクトースオペロンは、計算問題を冷静に処理できれば標準的な内容と言えます。全体を通じて、失点をいかに防ぐかが合否を分けたと考えられます。 一次合格のための目標得点率は90%程度です。
総 評
2026年度の入試を総括すると、数学においてやや難解な設問が見られたものの、英語および理科については全体的に素直で解きやすい出題が目立ちました。このため、合格圏内の受験生の間では非常に高い得点帯での争いとなり、一つのケアレスミスが合否に直結する状況であったと分析します。特に理科で高得点を維持した上で、英語と数学でどれだけ上積みできたかが鍵を握ります。
配点は英語100点、数学100点、理科2科目各100点の計400点満点です。2025年度の一次合格最低点は281点(70.3%)でしたが、2026年度は志願者が減少した一方で、理科を中心に出題が易化傾向にあることを踏まえると、合格ラインはさらに上昇すると予想します。
全体としては300点前後が一つの目安になると予想します。
全体統括・監修:髙橋 元(医学部進学予備校メビオ 校舎責任者)
各科目講評:メビオ各科主任講師
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