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埼玉医科大学の傾向分析2019

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埼玉医科大学2019

2019年度一般入試問題分析

英語

試験時間80分。スピードと持久的集中力が求められる。80分集中が続けば合格の可能性も上がる。その点で過去問に触れることは必須となる。全体として、短文から長文へと徐々に英文の量が増えてゆく。大問ごとに求める力がまとまっているわけではなく、難易度も高低さまざまであり、多様な形式の問題が混在するため、まず形式に慣れることが重要。例年の出題傾向は安定しているため過去問に慣れることから始めたい。例年問題数は50問程度のため、1問あたり3点と考え、一つの問題にこだわらず、難しい問題は飛ばす判断が必要。最終問題は他の大問に比して長文が長いため、一見すると時間を多く消費するように感じるが、内容は平易であり落ち着いて読めば高得点が可能。

大問 形式 難易度 内容
1A マーク ★☆☆☆

【文法・語法・熟語】適語補充

大問1の10問中初めの8問を構成。問われているのはいずれも頻出事項ゆえ,できる限りミスなく通過したい。

1B マーク ★☆☆☆

【語句整序】和文なし

大問1の10問中残りの2問。should have p.p... / what do you say to Ving...など頻出知識を当てはめれば正答を導ける。

2 マーク ★★☆☆

【長文総合】適語補充,要旨・要約,内容一致

2017年「アトランティック」誌に掲載された,スマートフォンの若者に対する影響に関する英文。適語補充,下線部内容説明,内容一致問題で構成されるが,一部内容不一致問題もあるため注意。

3A マーク ★★☆☆

【長文総合】適語補充,内容一致,同義語

芸術作品の人間生活における位置づけの変遷に関する英文。
問1=文中空所問題。否定副詞neverを文頭に出した倒置構文の問題。文意の把握も正答を導くために使用する。
問2=文中空所補充問題。否定副詞句not onlyを文頭に出した倒置構文の問題。文意の把握も正答を導くために使用する。
問3=文中空所補充問題。語彙力の他に文章の流れの把握が必要になる。
問4=文中空所補充問題。語彙力の他に文章の流れの把握が必要になる。
問5=下線部語submitの意味選択問題。語彙力の他に文章の流れの把握が必要になる。
問6&7=内容把握問題。冷静に英文を読むことができていれば正答率が高まる。

3B マーク ★★☆☆

【長文総合】要旨・要約,適語補充

問8=著者が文中下線部イの表現を使用した理由の選択。
問9=文中空所に適切な語を挿入する。後続のwhich節内容が正答を導くヒントになっている。
問10=同一文中の空所2か所に入る適切な語句の選択。文法的アプローチではなく,本文内容を把握していないと正答に至らない。

4 マーク ★★☆☆

【長文総合】内容一致,適語補充

生物の特性における遺伝的要素と環境要因に関する英文。
問1~3=文中への語句補充。1・2は各選択肢が20語程度あり,正答には構文は悪の他に文脈理解が必要。選択肢は各問5つ。
問4~6=文中空所補充。各問に2つの空所が対応し,文脈から正しい関係の選択肢を選ぶ。選択肢は各問4つ。

5 マーク ★★★☆

【長文総合】適語補充,要旨・要約,内容一致

言語活動における比喩の働きに関する英文。
問1・3・4・5・6・8・9=文中空所への語句補充。単純な知識よりも文章の流れを意識しないと正答に至らない問題が目立つ。
問2・7=下線部内容説明選択題。文章の流れを意識しないと正答に至らない。
問10=内容不一致箇所選択。

6 マーク ★★☆☆

【長文総合】内容一致,要旨・要約,適語補充,指示内容

元疫学教授Richard Graysonの治療方針に関する英文。例年最終問題は他の大問に比して長文が長いため,一見すると時間を多く消費するように感じるが,内容は平易であり落ち着いて読めば高得点が可能。80分の時間内に全ての大問を完答できなくても最終問は積極的に選択して取り組みたい。

数学

試験時間は60分であり、例年大問数は4題である。第1問は小問集合である。解答形式はすべてマークシート形式である。頻出分野は、微積分、確率、ベクトル、三角関数であり、2019年度もすべて出題されている。難易度は入試基礎レベルの問題が多く、難問の類は見られないが、分量に対して試験時間は短い。
対策について、入試基礎レベルの考え方がしっかりとしていると点数が非常に取りやすい問題構成となっているので、まずは入試基礎レベルまでの頻出分野を中心に徹底しておきたい。その後は入試基礎レベル程度の問題演習を他分野も含めて行い、得点力をつけていくのがよいだろう。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★☆☆☆

【小問集合】常用対数・桁数・小数,三角形の面積,関数の最大・最小

問1 桁数の問題
問2 三角形ABCに関する面積の問題
問3 3次関数の最大値

2 マーク ★★☆☆

【三角関数】倍角・半角の公式,三角不等式,曲線とx軸との面積

三角比を含む不等式など

3 マーク ★★☆☆

【複素数平面】ド・モアブルの定理

1のn乗根とド・モアブルの定理に関する式の値

4 マーク ★★☆☆

【確率】確率の基礎計算

黒石5個と白石5個の並び替えに関する確率の問題

化学

後期試験と大きな差はない。問題の分量が多いので、瞬時に解答しなければいけない問題とある程度の時間をかけて取り組む問題の選別が大切である。特に、知識的な問題についてはほとんど時間をかけてはならない。大問については、出題内容を深く理解しているかが分かるように設問が巧みに構成されている。そのこともあり、近年は難度の高い問題も含まれるようになってきている。また、計算問題が重視されている。近年は理論化学の出題が非常に多い。問題集でよく扱われている典型的な問題もあるが、計算量がやや多く、近年はレベルの高い、思考力を要する設問が増加しているので気が抜けない。その対策としては、典型的な問題の解法に習熟し、さらには素早く正確に計算できるように練習を積んでおく必要がある。数値を選ぶ形式の設問では、余計な計算をしすぎないことが重要である。時間配分や解答順序に気を付けて取り組むようにしたい。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★★☆☆

【金属元素】アルミニウムの製錬

地殻中の元素質量比や氷晶石の化学式などの知識が問われた。問5のアルミン酸ナトリウムの化学式に戸惑ったかもしれない。

2 マーク ★★★☆

【気体の法則】逆止弁付きの実験装置内の水の状態変化

問2の気体と蒸気圧の問題では逆止弁を用いる設定が目新しい。飽和蒸気圧に関する完全な理解と,主に状態方程式を用いた計算力が問われる問題であり,理解度と計算力によって差がついただろう。

3 マーク ★★☆☆

【脂肪族化合物】脂肪族化合物全般の性質とエステルの構造決定

問6はよく見かける問題とは異なり,特定される有機化合物が既知で,それを調べるための実験を(2)で問うているのが特徴的である。(5)は異性体を数え上げる練習をどれだけやってきたかで差が出る問題であり,思考力を要する。

生物

 大問4~6題で構成され,全問マークシート方式である。出題形式は,正誤問題,計算問題,実験考察問題など多岐にわたる。問題の難易度は,概して基礎から標準的であるが,試験時間に対する問題量が非常に多いことから,試験中は時間を意識しながら問題を解いていく必要がある。解答速度を上げるためには,まず曖昧な知識をなくすことである。試験時間中に迷っていると時間を無駄に消費してしまうことなる。限られた時間内により多くの問題を解く訓練をしておくとよいので,日頃の学習でも時間を測り,問題を速く解く練習を行うのが効果的である。埼玉医大の過去問に加えて,演習として類似のマークシートタイプの問題を出題する大学の過去問を演習することも対策となる。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★★☆☆

生殖と発生

動物の受精,発生と遺伝子の関係についての出題。

2 マーク ★★☆☆

生態と環境

生命表と生存曲線,光合成のしくみについての出題。計算問題あり。

3 マーク ★★☆☆

生物の体内環境の維持

腎臓のはたらき,生体膜の構造とはたらきについての出題。計算問題あり。

4 マーク ★★☆☆

生物の進化と系統

進化の仕組み,伴性遺伝と限性遺伝についての出題。計算問題あり。

5 マーク ★☆☆☆

小問集合

計算問題あり。

物理

例年,大問3題のマークシート形式で出題されている。前期と後期の2回募集があるが,出題形式に変わりはない。標準かつ典型的な問題がほとんどで,受験生にとっては比較的解き易い部類に入るだろう。しかし,学習が手薄になりがちな原子分野が出題される事があるので,対策が必要。今年度も後期日程において,「光電効果」と「X線」が出題された。ここ数年出されていない「核反応」や「半減期」などに注意。しかし,問題としては教科書の章末問題レベルがほとんどなので,きちんと対策すれば得点し易いはずである。全単元から満遍なく出題されるため,苦手な単元をつくらないことが合格へのカギとなる。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★★☆☆

【力学】

剛体のつり合い,円運動についての出題。

2 マーク ★★☆☆

【熱】

気体の状態変化についての出題。

3 マーク ★★☆☆

【原子】

電子,電子の比電荷と電気素量についての出題。

受験者数および合格者数推移

  受験者数 一次合格者数 二次正規合格者数 合格最低得点/満点 得点率
2019年度 1,484名 非公表 61名 286/500 57.2%
2018年度 1,951名 366名 72名 306/500 61.2%
2017年度 2,082名 375名 68名 300/500 60.0%

医師国家試験合格率推移

  全体 新卒
2019年度 84.9% 85.2%
2018年度 87.2% 87.6%
2017年度 79.7% 79.8%