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東海大学医学部の傾向分析2019

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東海大学医学部2019

2019年度一般入試問題分析

英語

試験時間70分。大問8題中6題がマーク式。和訳と英作文が各1題。大半を占める標準的な出題をしっかりと正答しなければならない。時間的余裕がないのでマーク部分には必要以上に時間をかけずに,和訳・英作文にしっかりと時間をかけたい。大問1の長文総合や大問4の会話では設問該当箇所を無駄なく手際よく見つけることが必要。大問5の文整序は選択肢を利用し指示語・代名詞,時制を意識することで時間の短縮を図ることができる。また大問6のヴィジュアルで問われるグラフ・図表に特有の用語・表現は繰り返し出題されるので事前に押さえておきたい。

大問 形式 難易度 内容
1

マーク

★★☆☆

長文総合:同義語, 要旨・要約,内容一致

チャップリンに関する英文。11問。設問は素直で迷うところはない。

2 マーク ★★☆☆

文法・語法・熟語: 適語補充

10問。すべて基本的な問題。

3 マーク ★★☆☆

同義語

10問。語彙レベルが高い問題もあるが,すべて内容から推測できる。選択肢の語彙は平易なものが多い。

4

マーク

★★☆☆

会話:要旨・要約

会話文2題でそれぞれに問題が5問。状況をいかに早くつかむかと,面倒くさがらずに丁寧に内容を確認しながら選択肢を切ることが大切。

5 マーク ★★☆☆

文整序

4問。先頭に来る文は固定されているので3文の整序。選択肢を利用し,指示語・代名詞,時制の観点から考えれば迷うことはない。

6 マーク ★★☆☆

ヴィジュアル(グラフ): 要旨・要約

4問。エネルギー資源に関する英文と折れ線グラフ。グラフ・図表特有の用語・表現は押さえておきたい。

7 記述 ★★☆☆

和訳

塩に関する英文。語彙,構造共に標準的。

8 記述 ★★☆☆

英作文

靴を脱ぐ慣習の国による違いに関する和文を英訳する問題。英文中の表記をなるべく利用したい。

数学

出題形式は3問70分。すべて答えのみを記入する形式。大問1は小問集合である。簡単なセットであることが多いが,やや難しい問題が混ざっていることもあり,ここで時間を取られすぎると命取りである。分野は多岐にわたり,2019年度は箱ひげ図が出題された。なお,1日目と2日目で出題される分野が酷似しているところもあるので,2日目を受験する際には1日目の問題を見ておくと良いだろう。大問2,3は誘導形式の問題になっている。分野は微分法・積分法や場合の数・確率,そして数列の極限などが頻出であるが,目新しい題材でその場での対応力が試される問題が出題されることもある。2019年度は両日ともほぼすべてが典型的な問題であり,前年度に比べて易化した。高得点勝負になったと思われる。

大問 形式 難易度 内容
1 答のみ ★☆☆☆

小問集合

三角関数の極限,複素数(ド・モアブルの定理),図形の計量,定積分で表された関数,散布図・箱ひげ図

2 答のみ ★★☆☆

数列: その他の漸化式,二円の位置関係,数列の極限

図形と漸化式(複数の円が外接していく)

3 答のみ ★☆☆☆

微分・積分(数II):絶対値を含む二次関数, 共有点の個数,曲線と接線の囲む面積

絶対値を含む二次関数のグラフと直線の共有点の個数,面積

化学

制限時間70分で大問5つ~7つという構成,解答の様式などは前年度から変化なし。計算量の多い設問に対してまともに取り組んでしまうと時間が足りなくなるため,マーク式解答様式となっていることを踏まえて,可能なところは概算するなどの工夫が必要だろう。東海大学の化学の問題は受験日によって難易のばらつきが出やすい。また,設問ごとの難易や計算量の差も目立つ。設問の難易度を判断し,得点しやすい問題を正確に見抜く能力が求められる。特に結晶格子,熱化学,混合気体,化学平衡といった理論化学の分野は頻出であるため,少なくとも典型題についてはしっかりと訓練を積んでおき,すぐに解法が浮かぶよう備えておくべきだろう。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★★☆☆

周期表:原子の構造, 電気陰性度,酸化物の分類

元素の周期表についての出題で,閉殻構造をとっている元素の数を問われた問1のみ差がつきそうであるが,ほかは落としてはいけない易問が並んだ。

2 マーク ★★☆☆

結晶格子:イオン結晶

3種のイオン結晶について格子定数や密度,限界半径比を問われた出題で,特に問2の密度計算は非常に重い。下手な概算をすると答えに悩む数値が求まる出題となっているので,かなり要領が求められた。また,問3の限界半径比についての出題はこの分野をしっかり訓練した受験生とそうでない受験生で大きく差がつく問題となっただろう。

3 マーク ★★☆☆

酸・塩基:二段階滴定

不純物として炭酸ナトリウムを含んだ水酸化ナトリウムについての二段階滴定に関する出題で,オーソドックスな構成であった。計算量も多くないため,完答を目指したい。一部記述式。

4 マーク ★★☆☆

化学平衡:気体の平衡

二酸化窒素と四酸化二窒素の気相平衡に関する出題。しっかりとバランスシートを書いた上で,平衡時に成立する関係式を立てることができれば思考や処理自体に難しさはないのだが,手間取ってしまった受験生も少なくなさそうで,差がついた大問であっただろう。

5 マーク ★☆☆☆

脂肪族化合物

C1~C3化合物に関する出題で,知識も計算処理も基礎的な内容であった。完答を目指したい。

6 マーク ★★☆☆

小問集合:熱化学, 金属陽イオンの沈殿,油脂

問1の熱化学は慣れが必要な出題だったため,差がついたと思われる。問2の金属陽イオンの沈殿に関する出題は易問。問3の油脂の出題は計算量がやや多く,ある程度の概算をしなければ答えを決めるのにかなり時間を取られてしまう。一部記述式。

生物

例年,大問5題が出題される。出題形式は,以前は選択や穴埋めが多かったが,近年は記述問題が増加している。論述問題や計算問題が頻出であり,描図問題も出題される。論述問題は,15~80字程度の字数指定がある。大問5題中3題ほどは基本的な内容を中心に問題が組まれるが,残りの2題にはやや高度な内容が含まれ,考察力が試されることが多い。対策としては,日頃から偏りのない学習を心掛け,やや細かい知識にも注意を払うとよい。また,少ない字数で的確に表現する論述力,実験に対する考察力,図表を読み取る読解力,迅速で正確な計算力を身に着けて欲しい。計算問題では遺伝分野の出題頻度が高いことから,遺伝の計算問題は徹底的に学習しておくとよい。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★★☆☆

生殖と発生: メンデルの研究と法則, 一遺伝子雑種

論述、計算あり。

2 マーク ★☆☆☆

生物の進化と系統: 生物進化の歴史, 進化の証拠

論述あり。

3 マーク ★★☆☆

生物の体内環境の維持: 体液の循環・循環系, 腎臓のはたらき

論述、計算あり。

4 マーク ★★★☆

生物の体内環境の維持: 免疫,個体間の情報伝達

論述あり。

5 マーク ★★☆☆

生殖と発生: 発生と遺伝子の関係, 遺伝子の調節

描図あり。

物理

例年通り,大問4問構成で前半は記述式,後半はマーク式の出題で難易度は高い。問題数は21問。 大問によって難易度に差があるので,解きやすい大問から解き始めたい。出題テーマは典型的だが,誘導が少ない・設定が一般的でない事が多いため,見慣れた聞き方でないと答えられないようだと得点が難しい。典型的なテーマについて実験内容などをしっかりと理解しておきたい。年度や日にちによるレベルの差が非常に大きい大学なので選択する科目は慎重に選ぶべきである。過去問の演習は選択肢のクセや時間配分の感覚を身につけておくのに有効である。大問1は誘導は少ないが典型的な小問ばかりなので,10分程度で完答したい。大問2もローレンツ力に関する典型的な出題ではあるが,重力を考慮する問であることに気づけないと時間を浪費してしまう。重力加速度が与えられた時点で,重力の影響を考慮させる問題だと気付きたい。また粒子の質量が与えられていないので普段と違った式変形が求められる。大問3,4は難易度が高い。その中でも得点しやすい問題を見つけて得点したい;大問3(1)-(3),大問4(1),(4),(5)など。大問4に関しては選択肢を見ながら式変形をする必要がある。目標は50%。

大問 形式 難易度 内容
1 記述 ★★☆☆

力学: 単振動,摩擦力

摩擦がある場合の単振動

2 記述 ★★☆☆

電磁気: 電流が磁界から受ける力,円運動

一様磁場中での荷電粒子の運動

3 マーク ★★★☆

波動: 光の回折・回折格子,光の回折と干渉

回折格子

4 マーク ★★★☆

原子: 粒子性と波動性

ガンマ崩壊

受験者数および合格者数推移

  受験者数 一次合格者数 二次正規合格者数 合格最低得点/満点 得点率
2019年度 4,150名 387名 150名 非公表 -
2018年度 4,037名 391名 125名 非公表 82%
2017年度 5,071名 392名 73名 非公表 84%

医師国家試験合格率推移

  全体 新卒
2019年度 86.2% 89.8%
2018年度 84.6% 84.4%
2017年度 81.1% 86.5%

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