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愛知医科大学の傾向分析2019

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愛知医科大学2019

2019年度一般入試問題分析

英語

試験時間80分。2017年度よりマーク式に変更。以降3年間全く同じ問題構成が続いている。難易度もほぼ一定である。全体の問題量は多く,時間配分への意識は非常に大切であり,戦略的に立ち回る必要がある。特に大問3の単語挿入問題,大問6,7の語句整序,適語補充は,一部難しい問題も含まれており,深入りせずに後回しにする勇気がいる。また3題の長文のうち2題に内容一致が含まれる。時間短縮のためにも,それぞれの長文を解く際,まず最後に内容一致があるかないか確認し,ある場合は本文を読み進めながら順番に選択肢を吟味していくことが肝要。

大問 形式 難易度 内容
1 マーク ★★☆☆ 適語補充:文法・語法
2カ所複合9択6問。会話形式。単語,熟語の語彙力が必要。
2 マーク ★★☆☆ 適語補充:語彙力
6問。スペリングに関する正確な知識が問われる。
3 マーク ★★★☆ 語句整序:和文あり
3問。選択肢に1語句不要なものが含まれる。
4 マーク ★★☆☆ 短文:適語補充
5問。標準的な問題が多いが,中には判断が難しい問題も含まれる。
5 マーク ★★☆☆ 長文総合:適語補充,内容一致
地域や社会階層間での言語の違いに関する英文。
空所補充は空所10個に対して選択肢10個。品詞判断により選択肢を絞ることができる。
6 マーク ★★★☆ 長文総合:適語補充,語句整序,内容説明,内容一致,指示内容
ファインマンによる時間知覚の研究に関する英文。
空所補充は空所4個に対して選択肢5個(全て副詞or副詞句)。
7 マーク ★★★☆ 長文総合:適語補充,語句整序,要旨・要約,同義語
不都合な結果をもたらすシステムに関する英文。
空所補充は空所5個に対して選択肢6個(全て名詞)。

数学

80分で,問題数は一定していないが,答えのみを記す小問集合が1題は必ず出題されている。またここ2年は大問数は2題である。小問集合の難易度は高くないことがほとんどであるが,やや発想力が試されることもある。大問の出題分野は様々であるが,2018年度の第2問(積分と不等式)や,2017年度の第2問(n進法),第4問(区分求積法)など典型問題からの出題も多いので,やや発展的な内容を含む典型問題の演習をしっかり積んでおくことが欠かせない。また,2019年度は出題されなかったが,証明問題が出題されることもしばしばある。しっかりとした記述の訓練もやっておく必要があるだろう。

大問 形式 難易度 内容
1 答のみ ★★☆☆ 小問集合
剰余の定理の応用,式の値,トーナメントの確率
2 記述 ★★☆☆ 微分・積分(数II):関数の増減と極値,領域と最大・最小
3次関数の値域,定積分の取りうる値の範囲
3 記述 ★★★☆ 平面上の曲線:双曲線,最大・最小の応用
双曲線上の点とその点から2つの漸近線に下した垂線の足で作られる三角形の面積の最大値

化学

昨年同様,大問3題での出題。大問1はCODの問題で中身は標準的。ただし計算が少し重いので素早く正確な作業が必要。大問2は有機分野からの出題でシックハウス症候群関連物質に関する問題。一つ一つの物質を決めること自体はさほど難しくないが,情報量や作業量が多く,そういう意味では難易度は高かったかもしれない。大問3は浸透圧と糖類の2題からなり,浸透圧の方では水柱を圧力に変換する計算問題など受験生が苦手とする範囲が出題された。糖類も高分子の計算問題が出ており,苦手意識のある生徒が多かったと思われる。2科目100分で解かなければいけないことを考えると,計算などの作業量も多く難易度が高い問題だったといえる。目標得点率は65%。合格点を取るためには,日頃から数値の汚い計算を素早く正確に行う練習をしておくと良い。

大問 形式 難易度 内容
1 記述 ★★☆☆ 酸化還元滴定:COD
入試では頻出分野の一つであるCODの問題。
標準的な内容ではあるが計算が少し重かったので時間内に効率よくこなす必要がある。
2 記述 ★★☆☆ 有機総合問題:
シックハウス症候群に関係する物質
シックハウス症候群の原因物質についての問題。
内容については標準的だが,少し重い計算問題,手際よく情報を処理しなければならない問題などが混ざっていた。
3 記述 ★★★☆ 浸透圧,多糖類
大問が浸透圧に関する問題と糖類に関する問題から構成されていた。
浸透圧の問題は水柱の高さを圧力に変換する問題で苦手な受験生が多そう。
糖類の問題も少し変則的な問題だったので状況を把握するのに時間がかかった受験生が多かったと思われる。

生物

昨年に続き,内容的にはよく知られたテーマで構成されている。大問1は「気孔の開閉・細胞分画法・電気泳動」などの複合問題で,葉緑体の断面図を描く描図問題もある。大問2は「ホメオティック遺伝子」,大問3は「遺伝子の発現調節・免疫」を扱った標準レベルの問題である。論述問題を書ききることを考えると,2科目100分はぎりぎりという印象だが,きちんとした知識があれば高得点を狙えそう。逆に理解が浅かったり知識に抜けがあったりすると,そのぶんどんどん点を落としていくだろう。内容的にはオーソドックスな内容なので,対策としては,2科目100分に変わってからの過去問を解いて,時間感覚をチューニングしておくことが一番重要だろう。

大問 形式 難易度 内容
1 記述 ★★☆☆ 生物の環境応答
細胞の構造・細胞小器官,気孔による蒸散量の調節。論述・描図あり。
2 記述 ★★☆☆ 生殖と発生
発生と遺伝子の関係,細胞分化・形態形成と遺伝子。論述あり。
3 記述 ★★☆☆ 生物と遺伝子
遺伝子発現の仕組み,免疫。

物理

試験時間:2科目100分 配点:100/500点 出題形式:大問3問,選択式,記述式 出題範囲:物理基礎+物理 18年度まで2年連続で原子分野からの出題があったが,19年度はなし。例年,問題は標準レベルから少し突っ込んだ内容の問題まで幅広く出題されている。高度な内容を問うこともあるが,丁寧な誘導がついていることが多く,その場で読解し,その場で考える能力が試されている。試験時間に対して問題量が多いこともあり,理科のもう1科目とのバランスも考えて,上手く立ち回る練習が必要。過去問は理科2科目をセットで2~3年ほどはやっておいた方が良い。

大問 形式 難易度 内容
1 記述 ★★☆☆ 力学:水圧と浮力,単振動
浮力と重力のつりあい。浮力による単振動。後半の条件が変化した問題は,問題前半の図・式をうまく利用しないと時間的に厳しい。
2 記述 ★★★☆ 熱:気体の状態変化,熱の利用
ヒートポンプの問題。問題文からきちんと状態変化の過程を読み取れないと,全滅もありうる。問7の選択肢の記述から正しいものを「すべて」選ぶ問題も,問題文の読解力,現象の理解力ともにかなり高度なものが求められている。
3 記述 ★★☆☆ 電磁気:電流が磁界から受ける力
ローレンツ力,ホール効果の問題。丁寧な誘導があり,問題文の流れに乗れれば完答も可能。

受験者数および合格者数推移

  受験者数 一次合格者数 二次正規合格者数 合格最低得点/満点 得点率
2019年度 2,314名 428名 301名 264/500 52.8%
2018年度 1,875名 402名 160名 304/500 60.8%
2017年度 2,000名 415名 212名 285/500 57.0%

医師国家試験合格率推移

  全体 新卒
2019年度 88.1% 94.4%
2018年度 90.7% 95.4%
2017年度 81.4% 85.0%

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