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2020年度川崎医科大学入試説明会を行いました!

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2020年度川崎医科大学入試説明会を行いました!

入試

メビオ行事

2019/11/03(日)

10月29日、川崎医科大学の入試説明会を行いました。
メビオで行う今年度開催の入試説明会はこれで最後となります。
今回は川崎医科大学副学長補佐である西松伸一郎准教授にお越しいただき、大学の紹介や入試の変更点などについてお話しを伺いました。受験を考えている方は是非参考にしてください。

1、大学紹介
川崎医科大学は1970年開学、1997年に全国に先駆け救急医学講座を開始。1994年には高度医療センターを開設、1997年には防災拠点病院に指定され、2001年には全国初のドクターヘリを導入するなど常に医療の先端を走っています。
また、防災拠点病院として昨年の西日本豪雨により大きな被害を受けた倉敷市真備町へは、学生も一緒に避難所の訪問も行っているそうです。
建学の理念は「人間(ひと)を作る」「体をつくる」「医学を極める」
大学の特徴としては1年生は全員寮生活。2~6年は大学内に自習室があり、全天候型総合グランドを完備しています。また、各学年縦割りの7~8名での小コンというグループを作り教官2名が対応するなど、他学年との交流があるのも特徴です。カリキュラムの特徴としては、5年次には毎週水曜日に臨床解剖があることと、2年次の11月には「医学研究への扉」が行われ、他大学(熊本大学、関西医科大学、オックスフォード大学など)に行って研究することもあります。国試合格率は87,6%。

2、2020年度入試について
・定員・・・推薦20名、附属高校30名、一般入試50名(実際は附属高校生は20名しかいないのでその分は一般枠に回る)
・推薦入試(中国四国枠)・・・研修を中国四国でやる、18~22歳が受験可、専願のみ
・地域枠入試(岡山県枠)・・・定員10名、出身は問わない、岡山県にゆかりのある人、卒業後は川崎医科大学勤務
・地域枠入試(静岡県枠)・・・定員10名、出身は問わない
・地域枠入試(長崎県枠)・・・定員おそらく4名、今年度からは出身を問わない、ただし離島勤務という縛りがあるのでそこをよく考えること
・地域枠と一般枠は併願可能。併願の場合は受験料+3万円
・面接は生徒1名に対し教員3名

3、2019年度入試結果
・入学者の割合・・・現役32名、1浪29名、2浪35名、4浪以上20名(うち附属高校からの進学者が現役17名、1浪2名)
・受験者1,244名、正規合格69名、追加合格はこの倍ほどの人数
・地域枠入試(岡山県枠)・・・志願者73名、合格者6名
・地域枠入試(静岡県枠)・・・志願者61名、合格者10名
・地域枠入試(長崎県枠)・・・志願者15名、合格者4名
・1次合格の最低点は210/300点

4、入試についてのアドバイス
川崎医科大学は「がち」の入試!とにかく1次試験の点数を取ること、基本問題のケアレスミスを減らすこと、苦手科目をなくしてまんべんなく点数を取ることがポイントという貴重なアドバイスを頂きました。
また、大学や医学を取り巻く状況についてもお話しを伺いました。CBT、OSCE試験の紹介では試験範囲が1~4年生の広範囲に渡ることと、試験時間も9:10~16:50までで320問もあるので非常に体力が必要となります。昔と違って専門課程が早くから始まるので、医学部に合格したからといって喜びすぎず、1年1学期をしっかり乗り切ることも重要です。
そして、今後医師が過剰になると言われています。それに伴い医学部定員の削減や国試の難化も考えられます。年齢構成の変化に伴い、将来的には働く場所も今の急性医療から慢性医療に変わっていくので、今のうちから考慮しておく必要があります。

 

今回、入試のことだけでなく大学入学後や卒業後のお話しもしていただき、かなり具体的に将来のことをイメージできたのではないでしょうか。
今は入試のことで手一杯かもしれないですが、将来のことについて考えることも大切です。
来週からはいよいよ今年度最後の受験校決定のための保護者面談がスタートします。入学してからのこともしっかりとイメージしながら受験校を決めていきましょう。
1日の寒暖差が激しく、風邪を引きやすい季節なので体調に気をつけて最後まで頑張りましょう。