支えてくれる人がいたから、諦めなかった
医学部受験・合格体験記
2024年の3月末から1年間、メビオに通い、大阪医科薬科大学に合格することができました。長くて大変な受験生活でしたが、今こうして振り返ってみると、メビオでの毎日が自分を支えてくれていたと強く感じます。
メビオを選んだ理由
メビオに決めた一番の理由は、体験で参加した2泊3日の授業でした。その中で、英語の上田先生が「1年間、本気で頑張れば大医に合格できるようになる」とはっきり言ってくださり、とても心強く感じました。「ここならやれるかもしれない」と思えたのです。
また、寮が校舎から近いことも大きな決め手でした。私は朝が本当に苦手だったのですが、すぐに校舎へ行けるという安心感がありました。
メビオにはプロの先生が常に校舎にいて、授業時間以外でも気軽に質問できる環境があります。わからないことをすぐに解決できるだけでなく、先生たちとの雑談や励ましが大きな支えになっていました。
授業や先生、教材について
どの授業も内容が充実しており、単に教えるだけでなく、「どうすれば理解できるか」「どうすれば解けるようになるか」を常に考えながら進めてくださいます。明るく楽しい先生もいれば、落ち着いた雰囲気で丁寧に授業を行う先生もおり、それぞれの個性の中で、自分に合ったペースで学ぶことができました。
先生方は、生徒一人ひとりの性格や勉強スタイルをよく見ておられ、話しやすい生徒にはフレンドリーに、黙々と取り組む生徒にはそっとサポートするという、自然な距離感を保ってくださいます。
使用する教材は、基礎から応用までを網羅した構成で、まず基礎を固めてから段階的にレベルアップしていけます。特に数学の「重要問題集」は、典型的な問題から難問までバランスよく掲載されており、関西の私立医学部を目指すには非常に効果的でした。
私は理論化学が得意だったので、難しめの問題を繰り返し解くことで力をつけました。一方、無機や有機は苦手だったため、基本教材を何度も読み返して覚えました。
授業は1日7時間、自習は3〜5時間ありますが、「何をすればよいか」が明確に示されているため、迷うことなく勉強に集中できます。やるべきことをきちんとこなしていけばよいという安心感があり、ストレスも少なかったと思います。
また、医学部入試に関する情報も非常に充実しており、入試問題の傾向はもちろん、面接対策まで丁寧に対応してもらえます。初めて受ける大学でも、どこかで見たことのあるような問題が出ることがあり、落ち着いて試験に臨むことができました。
苦手だったこと、合格につながったこと
いちばん苦労したのは朝起きることでした。最後まで得意にはなれませんでしたが、寮に住んでいたおかげで登校の負担が少なく、生活リズムを崩さずに過ごせたのは大きな助けでした。
入試全体では、数学がなかなか安定せず苦戦が続きました。思うように点が取れず、「もう一浪かもしれない」と考えたこともあります。それでも、他大学の入試が終わるたびに復習を続け、「同じ問題で二度と間違えたくない」という思いで取り組みました。
さらに、大阪医科薬科大学の直前期には、志望校に特化した対策問題に取り組み、自分の苦手を少しずつ克服していきました。
最後まで粘り強く続けたこと、そして諦めなかったことが、合格につながった最大の要因だと思います。
これから受験する皆さんへ
メビオは、自分で計画を立てるのが苦手な人や、集中力が続きにくい人にとって、とても合っている環境だと思います。もちろん、あと一歩で届かなかった人も、しっかり力を伸ばして、より高い目標に挑むことができます。
授業に出て、復習と宿題をこなし、次の授業に備える。この流れを守り続けることで、確実に実力はついていきます。
どんなに小さな悩みでも、ひとりで抱え込まず、先生に相談してみてください。担任でなくても構いません。私は体験授業のときに、塾長の高橋先生に「朝が弱いんです」と話したことがきっかけで、たくさんの先生方が気にかけてくださいました。
そのことが本当にうれしく、気持ちも軽くなり、前向きに頑張る力になりました。
少しの勇気が、大きな支えになります。
これから受験を迎える皆さんも、どうか自分らしく、前を向いて頑張ってください。心から応援しています。