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2月1日 久留米大医学部一般入試の講評

2月1日 久留米大医学部一般入試の講評

入試

メビオ講師コラム

2016/02/02(火)

1月19日の愛知医科大を皮切りに始まった今年の私立一般入試ですが、早いもので今日で2週間。今日も多くのメビオ生が東京に宿泊し、宿泊先で直前対策授業を受けたあと、福岡大、帝京大、東海大の受験会場へと向かっていきました。試験が終わればまたホテルに戻り、明日の入試の直前授業が行われます。また今週は、金沢医科大や藤田保健衛生大の2次試験を控えている生徒も多く、キャリーバックを持って、あわただしい毎日。1日くらいゆっくり休んで…と言ってあげたいところだけど、ゴールはあともう少し。最後まで頑張ってほしいものです。

こうして生徒たちが入試に行っているあいだ、講師たちはメビオ組と東京組に分かれて、解答速報の作成に取り組んでいます。

以下は久留米大医学部の一般入試の講評です。

総評
志願者数は1929名。(1月26日現在ですがこれが確定人数でしょう。)昨年が2020名なので91名の減少。各科の入試問題の講評は次の通りです。昨年の合格最低点が450点満点で300点でしたが、英語は難化したものの理科が易化した分最低ラインは上がるものと思われます。

英語
形式的には昨年と同じ。問題数は大問5で1題増加した。内容は以下の通り。

1(長文) 労働時間を規制する法律に関する文章。
文章自体は平易だが、空所補充は選択肢の語彙レベルが高く、内容一致も選びにくい選択肢が多い。昨年よりやや難化。

2(文中語句整序) 癌治療薬の開発基金に関する文章。文章中の語句整序問題だが、同格表現を用いるなどかなり難易度は高く、完答は難しい。昨年よりやや難化。

3(和訳・英訳) 野生化した猫が希少な固有種である鳥を減らしているという文章。標準的な問題。昨年より易化。

4(会話) 標準レベル。完答を目指したい。

5(正誤問題) 標準レベル。完答を目指したい。

6(文法・語法4択) 語彙・語法に関する問題はやや難度が高い。6割が目標。

7(発音)オーソドックスな出題。

全体として2015年度と比べてやや難化。大問3~7の基本的な問題をしっかりととることが必要。また長文内容一致・語句整序は差のつきにくい出題で、空所補充・文法4択の語彙にまつわる出題でどれだけ上乗せ出来たかで差がつく。6割5分が目標。

数学
大問1「軌跡」(標準)具体的に交点を m で表してしまうと大変なことになる。

大問2「場合の数」(やや難)(iii)、(iv)は数えるのにセンスが要る。

大問3「積分計算」(やや易)ごくごく標準的な置換積分。ここは落としたくない。

大問4「関数の増減、区分求積法」(標準)難しくはないが計算量がほどほどにある。こういう問題は意外に差がつく。

大問5「漸化式、数列の極限」(やや難) 誘導に従えば普通に解ける。対数の変形をスムーズにしたいことろ。最後の収束条件は落としやすい。

大問6「平面ベクトル」(易)有名事実。この問題は是非完答で!

昨年度と比べるとほぼ同レベルかやや易しいくらい。全体に標準的な問題が多く差がつきやすい。内容が深い問題は少なく、計算中心のセット。ボーダーは7割5分あたりか。

物理
大問1 水平投射。(4) 以外標準:一見、鉛直面内の円運動の問題に見えるが、ただの水平投射の問題。(4)の衝突条件の計算が少しわかりにくく、戸惑った受験生も多かったと思われる。

大問2 平凹凸レンズ。やや難:光の場合の標準的なセットアップと屈折率の大小が逆なので、最後の答えがよく見かけるものとは異なる。ただ、丁寧な誘導がついているので完答したいところ。

大問3 静電場、磁場中の粒子の運動。標準:(4) の衝突条件は v − t グラフが正しく描ければ求めることができただろう。

総じて昨年より易しく、ボーダーは 8割程度必要だと思われる。

化学
昨年と比べ標準的な問題が増えたので、かなり受験生平均点は上がりそうである。計算が面倒なのは大問3の(4) の(b) のみで、それ以外はほとんど落としてはいけない。かなりの高得点勝負になりそうである。

生物
例年、計算問題が出ていたが、今年は出なかった。

大問1の記述問題は問題文を読み、実験内容を把握する必要があった。受験生には初見の実験だろうが、標準的なニワトリのウロコと羽毛の誘導実験を勉強していれば類推できる。

大問2の記述問題は、単純暗記だけでなく、理由づけまでできているかが問われた問題であった。大問2「植物ホルモン」、大問3「系統」など医学部受験では軽視されがちな分野が出たが、内容的には易しいので隅々までしっかり勉強していたかが合否を決めそう。8割は取りたい。