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医学部受験に向けて中学生から勉強するメリットとは? 勉強法や塾・予備校の選び方、家庭のサポートも解説

受験計画

2022/04/22(金)

(最終更新日2025/05/09)

難関といわれる医学部に進学するためには、少しでも早い時期から勉強を始めたほうが良いと考える人も多いのではないでしょうか。ただ、本当に早くから対策を始めるべきなのか、どのような勉強法が効果的なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
中学生から医学部合格に向けて勉強するメリットや、学年別の勉強法に加え、受験勉強のポイント、中学卒業時に到達しておくべき学力レベル、家庭でできるサポートについて解説します。

医学部の受験勉強はいつから?

国公立医学部は競争が激化しており、私立医学部も過去30年で難易度が上昇しています。社会的なステータスの高い職業として、医師への需要が高まっている点が倍率を押し上げている要因です。
このような厳しい状況で合格を目指すには、早期からの準備が必要です。医学部合格者の多くは、中高一貫校に通い、早期から受験対策を開始しています。中高一貫教育では、高校受験の心配がなく、医学部受験に専念できるのがメリットです。
一貫校に通っていない場合は、医学部進学率の高い高校を目指して受験勉強に取り組むのが良いでしょう。

中学生から医学部の受験勉強をするメリット

中学生のうちに医学部進学を目指す目標が定まっているなら、早期の準備がおすすめです。大学受験はだいぶ先に思えるかもしれませんが、早くから対策を始めることで、受験に対する準備が整い、後々の負担を軽減できます。

早くから医学部受験対策ができる

早期に受験対策を始めれば、他の受験生と差をつけて、大きなアドバンテージを獲得できます。医学部に進学するには、高い学力が求められます。学力の向上には、基礎力を身に付けることが重要です。中学生から始める計画的な学習により、無理なく基礎を固め、高度な内容の勉強にもスムーズに対応できます。
特に数学や英語は医学部入試で重要な科目であり、早期にしっかりと基礎を固めておくと、自信を持って医学部に適したレベルの学習に取り組めます。例えば、中高一貫校では、早い段階から高い学力を養うカリキュラムが整備されているケースも多く、医学部進学を見据えた学びの環境が整っています。

勉強意欲を高められる

中学生のうちから医学部受験を目指すことで、自分が進むべき道が明確になり、勉強に対するモチベーションが向上します。特に医学部は難関であるため、将来の職業選択や社会的ステータスに対する意識も高まり、勉強に対して主体的に取り組むきっかけになります。
早期に目標を立てると、日々の学習がより意味のあるものとなり、成績向上にもつながりやすくなります。早くから受験のプレッシャーにも慣れ、精神的な余裕が生まれる点もメリットです。

充実した高校生活を送りやすくなる

中学生から受験勉強を始めておけば、充実した高校生活を送りやすくなります。高校に入った時点で、受験勉強の土台ができているため、高校生活では勉強に追われることなく、部活動や友人との交流を楽しむ余裕が生まれるからです。こうした高校生活を通して、医師という職業に必要なコミュニケーション能力を培ったり、人間関係を構築したりもしやすくなります。

中学生全体に共通する医学部受験勉強のポイント

医学部を目指す中学生の勉強にはどのようなポイントがあるのかを解説します。

勉強習慣を身に付ける

医学部受験で求められる高い学力を身に付けるためには、日々の勉強習慣が欠かせません。しかし、勉強の習慣はすぐには定着しないため、中学生のうちから少しずつ学習時間を確保し、継続していくのが大切です。コツコツと学ぶ姿勢を身に付けておけば、効率よく知識を蓄えられるだけでなく、家族や友人との時間にも余裕が生まれます。将来の負担を軽減し、医学部合格への道を確実にするためにも、早い段階から計画的に学習を進めていきましょう。

基礎学力向上を目指す

医学部受験においては、基礎的な学力が合否を大きく左右します。中学で学ぶ内容は、高校での高度な学習や入試の応用問題を理解するための土台となります。そのため、中学生のうちに各教科の基本概念をしっかりと理解し、確実に定着させるのが重要です。高校進学後、より高度な学習にスムーズに取り組めるようになり、医学部合格への道が開けます。

主要科目の学習ポイント

医学部受験を目指す中学生にとって、主要科目の基礎力を高めるのは非常に重要です。国語では、文章の読解力を養うことで、他教科の理解力も向上します。英語は、大学受験を見据えた体系的な学習を進め、語彙や文法における基礎固めが求められます。数学に関しては、先取り学習を行い、高校の授業内容へのスムーズな移行を目指すと良いでしょう。理科については、余裕があれば中学範囲をしっかり学習しておくことで、高校での専門的な内容に対応しやすくなります。

医学部合格のために中学卒業時に到達しておくべきレベル

ここでは、国語・英語・数学に関して、それぞれ中学卒業時に到達しておくべきレベルを解説していきます。

国語

医学部合格を目指す中学生にとって、国語力の向上は不可欠です。特に、文章の読解力と記述力の向上が鍵になります。国公立大学の二次試験では記述問題が中心となっており、自分の考えを的確に表現する能力が求められるからです。中学生のうちにこれらの力を養っておけば、高校での学習や他教科の理解もスムーズになります。

英語

高校で学ぶ英語の内容は、中学で習得する文法や語彙が土台となります。基礎が確立されていないと、高校での学習や大学受験における英語の成績に大きく影響します。特に、英語は積み上げ型の科目でもあり、中学時代の理解度がその後の学力に直結します。そのため、中学卒業時までに英語の基本的な文法事項や語彙を確実にマスターし、リスニングやリーディングの力も養っておくと、高校に進学してからの英語学習で有利に働きます。

数学

数学も、中学の学習内容が高校での高度な学習や医学部入試問題を理解するための土台となります。中学卒業時までに数学の基礎をしっかりと理解しておきましょう。そうすれば、高校入学後は応用力を鍛えたり、医学部受験対策に注力したりでき、志望校合格が近づきます。

学年別の勉強方法

中学生から始める医学部受験対策では、学年によって勉強方法のポイントが異なります。1年生、2年生、3年生それぞれに大事なポイントがあるのはもちろん、中高一貫校に通っている人とそうでない人で対策が違ってくる場合もあります。各学年での勉強方法を解説します。

中学1年生の勉強方法

中学1年生では、毎日の授業に集中して取り組みましょう。授業後は必ず復習し、疑問点をそのままにしないよう心掛けてください。暗記に頼らず、内容の意味を理解しながら学習すると、知識が定着します。

授業以外の勉強時間の目安として、平日は2時間、休日は4時間の自習が推奨されています。習い事は、リフレッシュや勉強に良い影響を与えるなら、続けるのも良いでしょう。計画的な学習と適切な時間管理が、将来の医学部合格への基盤を築きます。

中学2年生の勉強方法

中学2年生では、学校によっては1~2年生の間にカリキュラムを先取りし、学習を進めることがあります。英語や数学、理科の学習は、高校での学びの土台となるため、日々の復習と定期テストを活用して基礎力を固めましょう。

授業以外の勉強時間の目安として、平日は約2.5時間、休日は約4.5時間の学習が推奨されています。塾や習い事とのバランスを保ちつつ、無理のない学習計画を立ててください。

中学3年生の勉強方法

中学3年生では、進学先によって学習方法が異なります。中高一貫校に通う生徒は、高校受験がないため、引き続き予習・復習を徹底し、先取り学習に遅れないように努めましょう。

高校受験を控えている中学生は、高校入試に向けた対策が必要です。進学先の高校は、できれば医学部進学実績の高さにも注目して選ぶと良いでしょう。

勉強時間は、平日は約3時間、休日は約5時間の学習時間を確保してください。

家庭内で家族ができるサポート

医学部を目指す中学生にとって、家族のサポートは非常に重要です。家族ができる具体的なサポート方法についてご紹介します。

勉強する環境を整える

医学部を目指すためには自主学習が欠かせず、だからこそ家庭内に集中して勉強できる環境を整える必要があります。まず、自宅に静かで勉強に適したスペースを確保しましょう。個室が難しい場合でも、できるだけ騒がしくない場所に専用の机を用意すれば、学習習慣が身に付きやすくなります。さらに、必要な参考書や問題集をそろえ、すぐに学習に取り組める状態にしておくのも効果的です。

時間管理のサポート

適切な時間管理も子どもの学習をサポートする上で重要です。特に中学生になりたての時期は、勉強と遊びや部活のバランスを取るのが難しいこともあります。勉強習慣を身に付け、効率よく学習を進めるために、最初は保護者がスケジュール管理をサポートしてあげられると良いでしょう。毎日の学習時間を決めて習慣化を促したり、休日の過ごし方を一緒に計画したりすることで、無理なく勉強を続けやすくなります。

また、テスト前には集中して時間を作り、テストが終わったら自由時間や勉強をしない日を設けるなど、メリハリをつけた学習スタイルを実践しながら支援できると効果的です。

医学部情報収集

医学部を置く大学の情報を知ることは学習意欲の向上につながります。志望校が決まっていなくても、どの大学に医学部があり、それぞれの特徴や入試傾向がどうなっているのかを知っておくのは重要です。情報を集めることで、自分に合った大学を見つけやすくなり、学習の方向性も明確になります。

保護者がオープンキャンパスや説明会の情報を調べたり、受験制度の違いを整理して伝えたりすることで、医学部受験に向けた子どものモチベーションが高まります。

反抗期の関わり方

反抗期の中学生に対しては、無理に勉強を強いると逆効果になるため、本人の意思を尊重し、適度な距離を保ちましょう。頭ごなしに指示するのではなく、親自身が学ぶ姿勢を見せるなど、行動で示すと良い影響を与えられます。また否定的な言葉は避け、努力を認めることで、お互いに歩み寄りやすくなります。

勉強に対する意欲が低下した際は、将来の目標を一緒に考え直す機会を作ると良いでしょう。塾や家庭教師を活用し、正しい勉強方法を教えてもらうのも一つの手段です。

医学部受験なら塾や予備校を活用しよう!

医学部受験は情報戦ともいわれ、独学では最新の入試動向を把握するのが難しいため、医学部受験を熟知した予備校の活用が有効です。

塾は学校の授業の補強に適しており、医学部進学実績の高い高校を目指すためにも役立ちます。中高一貫校に通っている場合は、医学部専門の予備校を利用するのも選択肢の一つです。

医学部受験に特化している

医学部予備校は、医学部受験に特化した指導を行い、合格の可能性を高めるサポートを提供します。各大学の出題傾向や併願戦略に精通しているため、効率的な学習計画を立てられます。また出願や試験日程の管理も徹底しており、受験可能な大学を最大限に増やすことが可能です。さらに、小論文や面接対策も充実しており、総合的な対策を講じられる点も大きなメリットです。

最新の受験情報を把握している

医学部受験では、1点の差が合否を分けることも珍しくありません。そのため、最新の受験情報を把握することが重要です。医学部予備校は、各大学の出題傾向や変更点、出願条件などを詳しく分析し、受験生に最適な対策を提供します。また試験方式の変更や募集人数の増減など、合格戦略に影響を与える情報も適切にアドバイスしてくれます。正確な情報を基に学習を進めることで、合格率アップが可能となります。

中学生から医学部受験に備えよう!

中学生から医学部の受験対策を始めるなら、早期の準備が重要です。医学部の受験環境は年々変化し、その動向を把握することが合格への鍵となります。早い段階で受験に向けた計画を立てることで、無駄なく効率よく学習を進められます。メビオは、40年以上の実績を持ち、医学部進学に特化した指導を行う専門予備校です。医学部受験を目指すなら、メビオでの学習を検討してみませんか?

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メビオでは中高一貫コースも提供しており、医学部受験を目指す生徒一人ひとりに最適な指導を行っています。

豊富な経験を持つ現役講師が、これまでの合格実績を支えたメビオ独自のメソッドを詳しく解説します。さらに、生徒の学習状況に合わせた、個別の学習プランを提案し、効率的な受験準備をサポートします。

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