医学部の地域枠とは? メリット・デメリットや条件、実施大学一覧を徹底解説
基本情報
2025/09/15(月)
(最終更新日2025/09/15)
医学部の入試には「地域枠」という制度が設けられていることが多いです。医学部の地域枠利用を検討している受験生は、メリット・デメリットを把握した上で、出願するかどうかを検討しましょう。
本記事では、地域枠のメリット・デメリットや利用条件、地域枠を導入している大学について解説します。
目次
1.医学部の「地域枠」とは?
1-1.地域枠のバリエーションはさまざま
1-2.90%の大学で採用
1-3.地域枠が採用された背景と最新の政策動向
2.地域枠からの離脱はできる?
3.医学部地域枠のメリット
3-1.家計の負担を減らしながら医学部に進学できる
3-2.入学するのに有利
3-3.入試の難易度が一般入試と比べて低め
3-4.卒業後の進路が安定し、地域医療に貢献できる
4.医学部地域枠のデメリット
4-1.卒業後の進路が制限される
4-2.地域枠を途中で離脱すると高額なペナルティが伴う
4-3.強い動機がないと後悔する可能性がある
5.医学部地域枠がおすすめな人の特徴
5-1.地元や地域医療に貢献したいという強い意志がある人
5-2.医学部の学費負担が家計的に厳しい人
5-3.一般入試では厳しいと感じており、合格のチャンスを増やしたい人
5-4.推薦入試の条件を満たせる人
6.【最新】医学部地域枠がある医学部一覧
6-1.国公立大学地域枠一覧
6-2.私立大学地域枠一覧
7.地域医療に貢献できる地域枠選抜
8.まとめ:医学部地域枠合格への道はメビオで
医学部の「地域枠」とは?
医学部の地域枠選抜(以下、地域枠)は、医師偏在を解消することを目的として2010年に導入された制度です。一般的に、大学が特定の地域や診療科で診療することを条件として地域枠を設け、地域枠に該当する学生に対して都道府県もしくは大学が奨学金を貸与します。一部例外はあるものの、都道府県が定める地域で一定期間従事することにより、奨学金の返還義務はなくなります。
ただし、後述するように地域枠と一口にいってもその扱われ方や条件は多種多様で、奨学金がある場合とない場合があります。卒業後の勤務要件がある場合は、6年間奨学金を受給する代わりに卒業後9年間は地域医療に携わることを条件としているところが多くあります。
また、地元出身者は卒業後にも地元で働くケースが多いことから、その地域の高校などの出身者(地域出身者枠)を対象とした枠もあります。
地域枠のバリエーションはさまざま
地域枠にはさまざまなバリエーションがあります。
- 奨学金が貸与されるもの(卒業後に一定の義務の履行を条件とするもの、選抜方法は別枠もしくは入学後選抜)
- 奨学金が貸与されないもの(別枠で選抜し卒業後に一定の義務の履行を条件とする)
- 別枠で選抜し、卒業後の義務の履行・奨学金貸与の両方ともなし
など
地域枠の実施主体や創設の目的、実施内容が異なる場合もあります。
- 大学が実施しているもの
- 自治体が奨学金を支払うもの
- 医学部定員増加に関わるもの(政策として実施しているもの)
- 卒業後の勤務先が具体的に指定されているもの
- 卒業後の勤務先はその地域内であれば自由に選択できるもの
90%の大学で採用
2024年のデータによると、地域枠を採用している大学は、全国80大学中71大学に上ります。
医学部の定員に占める地域枠の割合は、2007年時点で7625人中173人(2.3%)でした。しかし、2008年以降、医学部の入学定員増加を受け、2016年には9262人中1627人まで拡大しています。
ただし、増加傾向にあった医学部の総定員数は、2024年をピークに2025年は減少しています。これに伴い、地域枠の臨時定員数も956人(前年比マイナス22人)となる見込みです(地域枠の総定員数は公開されていません)。
また医師の人数が不足している地域における地域枠は増加を予定しており、437人になると予測されています。
※参考:文部科学省「令和6年度 大学医学部における地域枠等の導入状況」
※参考:文部科学省「令和7年度 医学部入学定員増について」
※参考:厚生労働省「医師確保対策の概要及び今後の課題・スケジュール等について」医学部入学定員と地域枠の年次推移
地域枠が採用された背景と最新の政策動向
医学部の地域枠選抜は、地域による医師数の偏り緩和を目的として採用されました。東京や京都、大阪、福岡等の都市部には多過ぎるほどの医師がいるのに対して、地方の中核病院や過疎地では医師不足が慢性化しています。2022年の各都道府県の医師数に関するデータによると、最も多い東京都と最も少ない鳥取県では、25.9倍もの差が生じている状態です。
地域ごとに生じる慢性的な医師不足を解消するため、地域医療を担う人材の確保を目指して医学部の入試に地域枠選抜が導入されるようになりました。2018年の医療法改正に伴い、2019年には地域枠・地元出身入学者枠に関する対策が明文化されています。
さらに2010年より実施の歯学部振替枠が2022年で廃止となりましたが、2023年からは新たに診療科指定地域枠として、歯学部振替枠が組み込まれ運用され始めました。医師不足に対して、より具体的で強化した政策が重視されています。
※参考:文部科学省「令和6年度 大学医学部における地域枠等の導入状況」
※参考:厚生労働省「医師確保対策の概要及び今後の課題・スケジュール等について」"医学部臨時定員増に係る経緯について"
※参考:厚生労働省.「令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」
地域枠からの離脱はできる?
地域枠からの離脱は可能ですが、地域医療の充実や医師偏在の解消という背景がある以上、推奨されていません。地域枠の離脱には、貸与された奨学金に10%の利子を付けて一括で返済する必要がある上、他の人のチャンスを奪ったという道義的責任が伴います。
しかし、地域枠の離脱は一定の割合で生じているため、地域枠の医師がより働きやすくなるような対策が講じられています。
医学部地域枠のメリット
地域枠を利用して医学部入学を目指す場合は、どのようなメリットがあるのか把握しておくことが大切です。ここからは、医学部の地域枠選抜における利点を解説します。
家計の負担を減らしながら医学部に進学できる
地域枠選抜の大きな魅力は、奨学金を受けられるため家計の負担を減らしつつ医学部に進学できることです。
地域枠は実施主体にもよりますが、奨学金がある場合毎月10万〜20万程度(入学金や授業料で別途支給される場合がある)に設定されていることが多いようです。6年間であれば720万〜1,440万円程度になる計算です。
医師免許取得後に都道府県の特定病院(公的病院、都道府県立、市町村立、へき地診療所)や産婦人科・小児科などの医師不足が深刻な診療科に9年間(奨学金を受けた期間の1.5倍)従事すると、奨学金の返還が免除される仕組みです。
入学するのに有利
地域枠選抜は、地域医療を支える人材を確保する目的で導入された制度であるため、一般選抜とは別枠で選抜が行われます。
医学部の人気は上昇しており競争率が激化している傾向です。一般入試で医学部合格を勝ち取るためには幅広い知識を身に付けるためハードな勉強を乗り越えなければなりません。
一方、地域枠選抜は一般入試に比べると競争率も低く、定員割れしている大学も複数あります。医師になりたいという志があるなら、一般入試を受けるより地域枠を狙うことで合格を手にしやすくなるでしょう。
入試の難易度が一般入試と比べて低め
地域枠は一般入試と比べて、志願者数や倍率が低めです。合格ラインが下がるため、一般入試よりも合格しやすいでしょう。
合格ラインが下がると、入学後に授業へ付いていけなかったり、国家資格に落ちたりする可能性を心配する学生もいます。しかし地域枠の合格者は医師になる志が高い学生が多いため、地域枠選抜者のストレート卒業率や国家試験合格率は全国平均を上回る傾向にあります。
大学によっては、一般枠と地域枠の併願受験が可能です。一般入試一本に絞るよりも、合格の可能性を高めるためのセーフティーネットとして活用を検討しても良いでしょう。
卒業後の進路が安定し、地域医療に貢献できる
大学によっては地域枠で入学した場合、卒業後に勤務する地域や勤務先の病院が入学時点で条件付けられています。卒業後の進路が安定しており、就職活動で悩まずに済むのがメリットです。就活について考える必要がなく、学業や医師免許の取得に向けた勉強に打ち込める環境が整っています。
卒業後のライフプランが立てやすいので、将来に対する安心感を得られる点も、地域枠で入学する利点の一つです。
また大学で共に学んだ友人と一緒に働ける可能性も高く、助け合いながら地域医療に貢献できるでしょう。
医学部地域枠のデメリット
地域枠を利用して医学部入学を目指す場合は、デメリットも理解しておきましょう。ここからは、医学部の地域枠選抜におけるデメリットを解説します。
卒業後の進路が制限される
卒業後の就職先を選ぶ選択肢が狭まるという点は、学生にとってデメリットといえます。基本的に地域枠は、初期研修を指定された地域の病院からしか選べません。義務期間中は、指定地域外への転職が難しいです。
初期研修を受ける20代後半から30代前半は、キャリア形成上重要な時期です。初期研修の内容は病院によってさまざまであり、本来受けたかった病院での研修を受けられない可能性があります。どうしても働きたい病院がある場合は、指定されている病院リストを確認しておきましょう。
地域枠を途中で離脱すると高額なペナルティが伴う
厚生労働省の発表によると、地域枠プログラムで入学した9,707人のうち、離脱者は450人(離脱率 4.6%)です。
地域枠で支給される奨学金は、卒業後に一定期間指定された地域の病院で勤務するのが返還免除の条件として設けられています。途中で離脱すると、返還免除の対象から外れてしまう点に注意が必要です。
地域枠を途中で離脱してしまうと、利子を付けた状態で奨学金を一括返済する必要があります。6年間で受けられる奨学金は、1,500万円程度で高額な上、利子も10%程度と高い傾向にあります。数千万円にも及ぶ高額な奨学金と利子を一括で返済するのは、難しいでしょう。
強い動機がないと後悔する可能性がある
地域枠で入学すると、卒業後に一定期間勤務する地域や病院が定められています。卒業後の進路に悩まなくても済む反面、医師が慢性的に不足しているエリアでの就職となるため、最先端の医療技術や設備に触れる機会は少ないです。
就職した病院によっては、希望したキャリアに進めないリスクもあるでしょう。
地域医療への情熱や地元への愛着があるなどの、強い動機がないまま地域枠を選択するのは、後悔するリスクが高いです。「学費が安いから」「入りやすいから」という安易な理由で、地域枠の活用を決断するのは控えましょう。
医学部地域枠がおすすめな人の特徴
地域枠制度には、上述したようにさまざまなメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットを踏まえ、以下のような特徴を持つ方には地域枠選抜が特におすすめです。
地元や地域医療に貢献したいという強い意志がある人
「生まれ育った地域に恩返しがしたい」「地域医療に生涯携わりたい」などの、強い信念がある方は、医学部の地域枠利用がおすすめです。
地域枠は、卒業後に地元や特定地域で一定期間勤務することが義務付けられています。そのため地域医療への強い志がある人にとって地域枠での入学は、学費支援を受けながら将来の進路も確保でき、地域に貢献するという目的と制度が一致しやすいです。
医学部の学費負担が家計的に厳しい人
医学部の学費は、私立であれば6年間で数千万円にも及びます。高額な学費は多くの方にとって負担となるでしょう。
地域枠を利用すると、自治体や大学から授業料や生活費を含む修学資金が貸与される「医学部地域枠制度」があります。卒業後に指定地域で一定期間勤務すれば、奨学金が返還免除となる制度で、学費負担を軽減できるのが魅力です。
地方自治体によっては、奨学金として月額10万〜20万円程度を支給するケースもあります。低所得世帯や地方出身者でも医学部への進学を決断できたり、大学生活に集中しやすくなったりします。
また返済不要の奨学金を活用できれば、安心して学業に専念できる点がメリットです。経済的理由で進学を断念しかけている方にとって、地域枠は有効な選択肢となるでしょう。
一般入試では厳しいと感じており、合格のチャンスを増やしたい人
医学部地域枠は一般入試と比べて、合格ラインが低めに設定される傾向があります。また一般枠と併願して受験できる大学もあり、合格可能性を広げる有効なルートとなるでしょう。
また地域枠は学力以外にも、地域貢献意欲や地域活動の評価が考慮される場合もあります。
「偏差値的に一般入試一本では合格が難しいかもしれない……」という方にとって、おすすめの入試方法といえます。一般入試では合格ラインに達しない学生も、地域枠なら合格できたというケースも多いです。
推薦入試の条件を満たせる人
地域枠の多くは、学校推薦型選抜(指定校推薦・地域推薦など)で実施される傾向にあります。評定平均値が4.3以上のA段階評価といった条件を満たしていれば、多くの場合、卒業年度を問わず出願できます。ただし大学を卒業してから1〜2年までしか受け付けていないケースもあるため、大学ごとの規定を確認しましょう。
評定以外にも「地元の高校出身であること」「卒業後は必ず入学する」などの出願条件が設けられている場合もあります。合格のチャンスを増やしたいと考えている場合は、利用を検討しても良いでしょう。
【最新】医学部地域枠がある医学部一覧
2024年度に地域枠を採用している医学部を国公立大学と、私立大学に分けて紹介します。
国公立大学地域枠一覧
【2024年度】国公立大学地域枠
| 大学名 | 地域 | 募集人数 | 入試区分 | 選抜方法 |
|---|---|---|---|---|
| 旭川医科大学 | 北海道道北・道東 | 47 | 北海道特別選抜等 | 総合型選抜・学校推薦型選抜 |
| 弘前大学 | 青森県定着・青森県内・北海道または東北 | 82 | 青森県定着枠等 | 一般・総合型選抜Ⅱ |
| 東北大学 | 宮城・岩手 | 9 | 地域枠 | 一般選抜 |
| 秋田大学 | 秋田・全国 | 29 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 山形大学 | 山形 | 13 | 地域枠 | 前期日程 |
| 筑波大学 | 茨木・全国 | 36 | 地域枠 | 一般・学校推薦選抜 |
| 群馬大学 | 地域枠 | 18 | 地域枠 | 一般・推薦 |
| 千葉大学 | 地域枠 | 20 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 東京科学大学 | 茨城・長野・埼玉 | 15 | 地域特別枠 | 推薦選抜 |
| 新潟大学 | 新潟・全国 | 40 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 富山大学 | 全国 | 35 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 金沢大学 | 石川・富山 | 17 | 地域枠 | 推薦選抜 |
| 福井大学 | 福井 | 20 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 山梨大学 | 山梨・全国 | 35 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 信州大学 | 長野・全国 | 35 | 地元出身枠・地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 岐阜大学 | 岐阜 | 28 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 浜松医科大学 | 静岡 | 15 | 地域枠 | 前期・後期日程 |
| 名古屋大学 | 愛知 | 5 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 三重大学 | 三重 | 35 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 滋賀医科大学 | 滋賀 | 16 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 神戸大学 | 兵庫 | 10 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 鳥取大学 | 鳥取・兵庫・島根 | 37 | 地域枠 | 前期日程 |
| 島根大学 | 全国・鳥取 | 26 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 岡山大学 | 岡山・鳥取・広島・兵庫 | 9 | 地域枠 | 指定推薦選抜 |
| 広島大学 | 広島・岡山 | 18 | ふるさと枠等 | 指定推薦選抜 |
| 山口大学 | 全国・山口 | 45 | 地域枠 | 指定推薦選抜 |
| 徳島大学 | 徳島 | 17 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 香川大学 | 香川 | 27 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 愛媛大学 | 愛媛 | 30 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 高知大学 | 高知 | 25 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 佐賀大学 | 佐賀・長崎・全国 | 23 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 長崎大学 | 全国・特別・佐賀・宮城 | 34 | 地域枠 | 地域枠選抜 |
| 熊本大学 | 全国 | 8 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 大分大学 | 大分 | 13 | 地域枠 | 総合型選抜 |
| 宮崎大学 | 宮崎県内現役・宮崎県内・全国 | 40 | 地域枠A/B/C | 学校推薦選抜 |
| 鹿児島大学 | 鹿児島 | 20 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 琉球大学 | 沖縄県内離島地域ならびに沖縄県本島北部地域 | 17 | 離島・北部枠 | 学校推薦選抜 |
| 札幌医科大学 | 北海道内 | 90 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 福島県立医科大学 | 福島・全国 | 87 | 一般・地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 横浜市立大学 | 神奈川 | 33 | 地域医療枠 | 地域枠選抜 |
| 名古屋市立大学 | 名古屋 | 37 | 地域枠 | 学校推薦選抜 |
| 京都府立医科大学 | 京都 | 7 | 前期一般選抜・学校推薦型選抜 | 一般・推薦選抜内 |
| 大阪公立大学 | 大阪 | 15 | 大阪府指定医療枠 | 前期日程 |
| 奈良県立医科大学 | 奈良 | 38 | 地域枠 | 学校推薦 |
| 和歌山県立医科大学 | 和歌山県地域枠 | 36 | 県民医療枠・地域医療枠 | 学校推薦型選抜 |
私立大学地域枠一覧
【2024年度】私立大学地域枠
| 大学名 | 地域 | 募集人数 | 入試区分 | 選抜方法 |
|---|---|---|---|---|
| 岩手医科大学 | 全国 | 37 | 一般C | 一般 |
| 東北医科薬科大学 | 宮城・宮城県以外の東北5県 | 55 | 修学資金A/B | 一般 |
| 獨協医科大学 | 栃木・埼玉・新潟 | 26 | 一般 | 一般 |
| 埼玉医科大学 | 埼玉 | 24 | 地域枠 | 推薦 |
| 杏林大学 | 東京・新潟 | 14 | 東京都地域枠・新潟県地域枠 | 一般 |
| 順天堂大学 | 東京・新潟・千葉・埼玉・静岡・茨城 | 33 | 東京都地域枠・新潟県地域枠・千葉県地域枠・埼玉県地域枠・静岡県地域枠・茨城県地域枠 | 共通・一般独自 |
| 昭和大学 | 新潟・静岡 | 21 | 新潟地域枠・静岡地域枠・茨城地域枠 | 一般 |
| 帝京大学 | 福島・千葉・静岡・茨城 | 9 | 福島県地域枠・千葉県地域枠・静岡県地域枠・茨城県地域枠 | 一般(茨城県以外臨時定員含む) |
| 東京医科大学 | 茨城・新潟 | 13 | 新潟地域枠・静岡地域枠 | 推薦 |
| 東京慈恵会医科大学 | 全国 | 5 | 地域枠 | 一般 |
| 東邦大学 | 千葉・新潟 | 13 | 千葉県地域枠・新潟県地域枠 | 推薦・一般 |
| 日本大学 | 埼玉・茨城・新潟・静岡 | 15 | 埼玉県地域枠・茨城県地域枠・新潟県地域枠・静岡県地域枠 | 一般 |
| 日本医科大学 | 千葉・埼玉・静岡・東京・新潟 | 20 | 千葉県地域枠・埼玉県地域枠・静岡県地域枠・東京都地域枠・新潟県地域枠 | 一般 |
| 北里大学 | 相模原 | 18 | 相模原市修学資⾦枠 | 一般 |
| 聖マリアンナ医科大学 | 神奈川 | 7 | 神奈川県地域枠 | 一般 |
| 東海大学 | 神奈川・静岡 | 18 | 神奈川県地域枠・静岡県地域枠 | 共通テスト |
| 金沢医科大学 | 公式Webサイトを要確認 | 28 | 公式Webサイトを要確認 | 公式Webサイトを要確認 |
| 愛知医科大学 | 愛知 | 10 | 愛知県地域枠 | |
| 藤田医科大学 | 愛知 | 10 | 愛知県地域枠 | 一般 |
| 大阪医科薬科大学 | 大阪 | 2 | 大阪府地域枠 | 一般 |
| 関西医科大学 | 大阪・奈良・和歌山・静岡 | 25 | 大阪府地域枠・奈良県地域枠・和歌山県地域枠・静岡県地域枠 | 一般 |
| 近畿大学 | 大阪・奈良・和歌山県・静岡 | 17 | 地域枠 | 一次試験・個別試験 |
| 兵庫医科大学 | 兵庫 | 10 | 地域枠 | 学校推薦型選抜 |
| 川崎医科大学 | 岡山・静岡・長崎 | 51 | 岡山県地域枠・静岡県地域枠・長崎県地域枠 | 一般 |
| 久留米大学 | 福岡 | 25 | 地域枠・福岡県特別枠 | 推薦 |
| 福岡大学 | 九州(沖縄を含む)・山口 | 10 | 公式Webサイトを要確認 | 学校推薦型選抜 |
※参考:文部科学省医学教育課「令和6年度 大学医学部における地域枠等の導入状況」"令和6年度地域枠等の導入状況(大学別)"
地域医療に貢献できる地域枠選抜
医学部の地域枠選抜は、家計への負担を軽減しながら進学できるだけではなく、将来的に地域医療に貢献できるというメリットの多いシステムです。求められる要件と自分の希望がマッチしていれば、魅力的な選抜法だといえます。
将来的にミスマッチが起こらないよう、あらかじめ要件を確認した上で、将来どのような医師になりたいのか考え、明確な目的意識を持ちましょう。医学部の地域枠選抜を狙うなら、医学部進学に特化した予備校でしっかり対策するのがおすすめです。
まとめ:医学部地域枠合格への道はメビオで
医学部の地域枠は、合格最低点が一般枠よりも低い傾向にあるということもあり、比較的合格しやすいといえます。一般との併願利用もできるため、その地域の医療に貢献したいという思いの強い方は、利用を検討してみてください。
地域枠であっても、医学部進学予備校メビオには、医学部受験に長年携わっている講師が多数在籍しています。学校説明会では、メビオがどのようにしてこれまで医学部合格の実績を勝ち取ってきたか、メソッドについて説明いたします。そしてこれまでの学習履歴や学習状況に合わせた学習プランをご提案します。
学習相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。


