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国立医学部の難しさは?2020年の偏差値ランキングも紹介

基本情報

2021/12/12(日)

(最終更新日2022/06/30)

国立医学部の試験には私立医学部とは異なる特徴があり、受験を考えている場合はまずその特徴を押さえておかなくてはなりません。国立医学部受験の難易度を知り、適切に対策を立てることで合格の可能性も上げられるはずです。私立医学部を併せて受験する場合は、私立のほうの対策もしっかりと行う必要があります。2021年度からは共通テストも始まるため、国公立医学部の近年の傾向を把握したうえで試験に臨む姿勢が大切です。

この記事では、国公立医学部の難易度や2020年の偏差値ランキング、センター試験の点数ランキング、近年の傾向などについて紹介します。

国公立医学部の特徴

国公立医学部の試験の特徴としては、センター試験と2次試験の両方を受けることや、2次試験は主に記述式で行われることなどが挙げられます。また、センター試験の重要度が高いことや、2次試験の対策がしやすいことなども特徴だといえるでしょう。国公立医学部に合格するためには、試験の特徴や傾向、難易度について知っておくことが重要です。私立医学部との違いを把握し、適切に対策を講じると良いでしょう。

ここからは、国立医学部の難易度と、国立医学部と私立医学部の違いについて解説します。

国公立医学部の難易度

国公立医学部の試験では、センター試験と2次試験の両方で高得点を取る必要があります。センター試験で基準以上の得点を取らなければ合格の可能性は大きく下がります。また、センター試験がうまくいったとしても2次試験で失敗すれば同様に合格は難しいでしょう。2つの壁を乗り越えなければならないという点で、国立医学部は難易度が高いのだといえます。

国公立医学部の試験は前期と後期で2回受験できますが、後期は倍率が極めて高いので前期がほとんど唯一のチャンスとなります。そのため、国公立医学部の試験では本番で力を出し切ることが肝要です。センター試験対策で主要5科目をすべて勉強しなければならない点も、国公立医学部の難易度が高い理由の1つです。

国公立医学部の2次試験は主に記述形式で行われるため、試験範囲の内容を正確に理解することが求められます。マークする問題を間違えるなどミスによる失点のリスクは下がるものの、普段から論理的に物事を考える癖をつけておかないと高得点は難しいでしょう。逆にいえば、記述形式の試験が得意なら高い確率で合格できるということです。

国公立医学部の試験では総合的な学力が求められるので、大学ごとの出題形式に際立った特徴があるわけではありません。基本を重んじた総合的な内容となるため、試験の対策は立てやすいでしょう。

また、大学によってはセンター試験の比重が非常に高いところもあります。そのような大学では、センター試験で合格者平均を超える得点を取れば合格へと大きく近づけるはずです。国公立医学部を受験するときは、センター試験と2次試験の配点を確認し、どちらにより力を入れて対策するべきか見極めることが大切です。

国公立医学部と私立医学部の違い

国公立医学部と私立医学部では、試験の形式に違いがあります。受験に臨む際は、両者の違いを知って正しく対策を講じなくてはなりません。最初に挙げられる違いとして、私立医学部の試験は半数以上がマークシート方式で行われます。問題数が多いため、限られた時間の中でいかに正確に解答していくかということがポイントとなるでしょう。特に、英語は長文問題で高い読解力が求められます。英語の長文の主旨を短時間で読み取れるよう、しっかりと対策しておく必要があります。

 

次に、大学によって出題傾向が大きく異なることも私立医学部の試験の特徴です。そのため、大学ごとに過去問をやり込んで傾向をつかんでおかなくてはなりません。しかし、年度によって出題傾向ががらりと変わるケースもあるので注意が必要です。傾向を把握すると同時に、どのような形式の問題にも対応できる柔軟性を鍛えておきましょう。複数の私立医学部を併願する人は、効率的に試験対策を進めることが求められます。

試験の科目数が少ないことも私立医学部の特徴の1つです。特に、英語・数学・理科では難易度の高い問題が出されるので、深い知識を身に付けておく必要があります。自分が受験することになる科目を重点的に勉強することが私立医学部に合格する秘訣です。

受験者数が極めて多いということも国公立医学部とは異なる点です。国公立は基本的に1校しか受験できませんが、私立は日程さえ被らなければ何校でも出願できます。有名私立は「とりあえず受験しておこう」という人も多く、本番は数点の差で順位が大きく変わってくるのです。試験は主にミスしやすいマークシート方式で行われるので、正確性が何よりも求められます。学力を向上させると同時に、見直しなどでケアレスミスを防ぐ習慣をつけておきましょう。

国公立医学部の偏差値ランキングトップ10

2020年合格者のセンター試験点数ランキング

近年の国公立医学部受験の傾向

近年、国公立医学部受験の難易度は上がってきています。最上位の東京大学や京都大学だけでなく、地方の国公立大学でも地元の成績上位者が医学部を目指すようになって難易度はさらに上がりました。基本的に、国公立医学部に合格するためにはセンター試験の水準で85%以上の得点を取らなくてはなりません。偏差値は70以上必要ですが、これは私立医学部でも同じことです。

現役の受験生が国公立医学部に合格できる可能性は45~50%ほどです。私立大学よりは高いものの、国公立の他学部よりはかなり低い合格率となっています。1浪を合わせれば合格率は約70%となるので、なるべく現役か1浪のうちに合格しておきたいところです。2浪を過ぎると、年を重ねるにつれて合格率はさらに下がっていきます。

2021年度から始まる共通テストでは、学習内容を深く理解するための教育目標の分類である「ブルーム・タキソノミー」に基づいて作問されます。センター試験よりも難易度が上がり、2次試験に傾向が近づくことが予想されるため、適切に対策する必要があるでしょう。医学部予備校メビオでは医学部受験に役立つ情報を提供しているので、医学部に進学したい人はぜひ役立ててください。

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