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【講師監修】金沢医科大学医学部の入試傾向と受験対策・勉強法を解説|医学部進学予備校メビオ

基本情報

2023/11/26(日)

(最終更新日2024/04/05)

金沢医科大学医学部に合格するためには、大学ごとの入試傾向を踏まえ、その特徴に合わせて勉強を進める必要があります。この記事では金沢医科大学医学部の入試傾向、および受験対策・勉強法を詳しく解説します。

金沢医科大学医学部の概要

金沢医科大学の医学部は北陸地方唯一の私立医学部です。金沢医科大学は、金沢市の北に位置する内灘町で1972年に開学しました。翌年の1973年には、大学附属の看護学校も開校しています。1984年には金沢医科大学病院が開院するとともに、1975年には金沢医科大学歯学研究所も開設されました。現在では医学部と看護学部に加え、大学院医学研究科・看護学研究科と総合医学研究所を擁しています。

金沢医科大学医学部の入試情報

【所在地】石川県河北郡内灘町大学1丁目1番地
【学生数】693名 ※2023年5月1日時点
【公式サイト】https://www.kanazawa-med.ac.jp/
【アドミッション・ポリシー】
金沢医科大学医学部は「生命への畏敬-Reverentia Vitae」を基本理念とし、「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を建学の精神に掲げ、豊かな知識や技術と思いやりの心とを兼ね備えた臨床医を社会へ送り出すことに努めています。

ディプロマ・ポリシーに掲げる良医の育成を目的に、総合型選抜(AO入試・卒業生子女入試)、学校推薦型選抜(指定校・指定地域)、一般選抜(前期・後期)を実施し、資質の高い多様な人材の確保を目指しています。また入学後の教育では、カリキュラム・ポリシーに基づき、人間性とコミュニケーション能力を高めるための体験実習、論理的・科学的思考能力を養うための少人数教育、主体性を確立するための自主学習を基本とした問題解決型の授業などを実施しています。

医学知識と医療技術を極め、医療をとおして社会に貢献したいという志をもち、医学の発展につながる医学研究にも意欲をもつ受験生を金沢医科大学は歓迎します。

 【6年間の学費】3,950万円
【奨学金情報】
金沢医科大学医学部特別奨学金貸与制度
その他 日本学生支援機構の奨学金
地方公共団体および民間の奨学団体による奨学金制度

金沢医科大学医学部の試験科目・募集人数・受験料・出願期間、入試日程・会場アクセス、受験者数・合格者数など詳細情報はこちら

金沢医科大学医学部合格に向けたロードマップ

高1生

医学部に入るためには高校1年生のうちから以下のことに取り組むことが重要です。
まずは高い学力を身につけるために、授業に真剣に取り組み、定期的な復習を行いましょう。英語や数学に特に力を入れることが必要です。英語力を向上させるために英会話や英語の読解力を磨くこともおすすめです。 また、医学に関連する本やウェブサイトを読んで知識を広めることも大切です。 さらに、ボランティア活動や病院見学など医療現場に触れる機会を増やし、医師の仕事や現実を理解することも意義があります。オープンキャンパスに参加されることもお勧めします。 

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高2生

高校2年生の場合は、以下のことに取り組むことが重要です。
まずは学力向上に注力し、特に英語や数学を重点的に学びましょう。英語力を高めるために英会話やリーディングにも時間を割きましょう。 予習や復習を欠かさず行い、定期的なテストや模試で自己の理解度を確認しましょう。 また、学校の進路指導や受験情報を活用して、医学部受験に必要な科目や内容を把握しましょう。必要な準備や対策を進めることも大切です。 さらに、引き続き医療に関連するボランティア活動や病院見学・研修プログラムに積極的に参加し、医療現場の実践的な経験を積むことも重要です。そこで自身の意志や目的を深めてください。オープンキャンパスに参加されることもお勧めします。

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高3生

高校3年生の場合は、以下に注力することが特に重要です。
まずは受験勉強に集中し、医学部入試に必要な科目や範囲を徹底的に理解しましょう。 過去問題や模擬試験を解いて実践力を養い、苦手分野を克服する努力を惜しまないようにしましょう。また、志望校の出願要件や受験情報を確認し、必要な書類や面接対策の準備を行いましょう。

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金沢医科大学医学部の科目別受験対策・勉強法

英語

傾向分析

金沢医科大学医学部の一般選抜では、英語の試験時間が60分です。コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと、英語表現Ⅰ・Ⅱの範囲から出題されます。多少設問の傾向が変わることもありますが、大問が4題の構成になっている点はあまり変わりません。

それほど難易度の高い問題が出題されることもなく、ほとんどが平易または標準的なレベルです。空所補充問題や同義語問題、選択肢から正しいものを選ぶ内容真偽問題から、発音・アクセントを問う問題まで幅広く出題されています。解答方式は全問マークシート方式です。

受験対策・勉強法

金沢医科大学医学部の英語はそれほど難易度が高くないものの、スムーズに解答するためには基本的な単語や文法をしっかりと身につけておく必要があります。長文読解問題の英問英答に対応できるよう、英文を読み取る力をつけておくことも重要です。

難解な専門用語はあまり出てきませんが、長文では医学や医療関連の分野のテーマが取り上げられることが多いため、ある程度は読み慣れておいてください。比較的解きやすい基本的な問題が多いこともあり、基礎固めをしっかりして取りこぼしをしないようにしましょう。

数学

傾向分析

金沢医科大学医学部の数学は制限時間が60分、解答はマークシート方式です。一般入試の前期は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A、数学B(数列・ベクトル)、後期は数学Ⅰ・Ⅱ、数学A、数学B(数列・ベクトル)から出題されます。

ここ数年は大問4題で構成され、さまざまな範囲からまんべんなく出題されますが、特に頻出の分野は微分・積分やベクトル、図形と式、確率、数列です。確率では、要領よく数え上げる処理力が重要となることが多いです。また,微積では数学Ⅲだけではなく数学Ⅱの範囲も頻出であることには注意が必要です。数列では、漸化式の典型解法は身に付けておきましょう。

受験対策・勉強法

基本的な定義や公式などはしっかり理解し、典型的な問題や標準的な問題はスピーディーに解いて高得点を取れるようにすることが求められます。マークシート方式で途中式などが問われない分、部分点が望めません。採点対象となる最終的な答えを正確に導き出すことが大切です。

どのようにしたら素早く正確に計算できるのかを意識して、計算力や処理能力を高めておく必要があります。図形やグラフの使い方にも慣れておき、あとはケアレスミスなどをしないよう注意しましょう。

化学

傾向分析

金沢医科大学医学部の理科の試験は、一般入試前期が2科目で90分です。物理・化学・生物の3科目のうち、2科目を選んで解答します。一般入試後期では理科の試験は行われません。化学は10題程度の小問集合問題で、全問マークシート方式です。

金沢医科大学医学部の化学は基礎的なレベルや標準レベルの問題が多く、難題はあまりありません。頻出分野の理論化学と有機化学、無機化学に加えて、近年は1~2割程度が高分子化合物からも出題される傾向です。

受験対策・勉強法

金沢医科大学医学部の化学では標準的な出題が多いですが、1科目あたり45分で解答しなければなりません。複数マークするなど、正解をきちんと分かっていないと答えられない形式で出題されることもあります。

まずは典型的な問題を取りこぼさないよう、教科書レベルの基礎固めはしっかりしておきましょう。理論化学・有機化学・無機化学はまんべんなく出題されているため、バランスよく勉強して苦手分野を作らないことも大切です。

物理

傾向分析

金沢医科大学医学部の理科は、一般入試前期の試験で物理・化学・生物の3科目から2科目を選んで解答します。試験時間は2科目で90分、全問マークシート方式です。物理は近年大問2の構成で、力学や電磁気学の分野の出題率が比較的高いです。

熱力学や波動の分野が出題される年度もありますが、力学や電磁気学の出題率が高めです。今後は原子物理の分野の出題の可能性もあるため対策はしておいた方がよいでしょう。

受験対策・勉強法

金沢医科大学医学部の物理はマークシート方式ですが、難易度が高い粘度では効率よく計算し、自分なりの解き方を身につけていないと制限時間内に正答にたどり着けない可能性があります。普段から計算の仕方を考えるだけではなく、実際に細かい計算まで行って計算力を保っておきましょう。

選択ミスやマークミスなどのケアレスミスをしないよう気を付けることも大切です。定義や公式もしっかり理解して基礎固めを行ったうえで、金沢医科大学医学部の出題形式や解答形式に慣れ、ペース配分を考慮して演習を行ってください。

生物

傾向分析

一般入試後期では理科の試験は実施されていません。一般入試前期の試験では物理・化学・生物の3科目から2科目を選んで受験し、制限時間は90分です。生物は全問マークシート方式で大問が3題出題されています。なお、大問1は小問集合問題です。
細かい数字やタンパク質名が問われることはあるものの、難易度はそれほど高くありません。ただし出題される範囲は幅広く、全分野から出題される可能性があります。特に代謝や遺伝情報の発現、生殖と発生、生物の体内環境、動物の反応と行動などが頻出分野です。

受験対策・勉強法

マークシート方式とはいえ、金沢医科大学医学部の生物は選択肢の数が多かったり、複数マークする必要があったりなど、簡単には正答が出せない問題もあります。細かい知識が問われる問題も出題されるため、まずは教科書レベルの知識を確実に頭に入れ、用語や定義をしっかり理解して基礎固めをしておくことが大切です。
発展的な問題が出題されることは少ないですが、考察問題や計算問題は毎年のように出題されているため、それぞれ対策を立てておく必要があります。典型的な問題については、演習を通してきちんと解法を身につけておきましょう。

金沢医科大学医学部の受験対策についてよくある質問

金沢医科大学医学部の特徴は?

金沢医科大学医学部は体験的学習の重視や少人数教育を始めとしたアクティブラーニング、学生サポートの充実などが特徴的です。「良医を育てる」、「知識と技術をきわめる」、「社会に貢献する」を建学の精神とし、自治体や他大学とも連携協定を結んでいます。

金沢医科大学医学部の難易度はどれくらい?

金沢医科大学医学部の難易度は、私立の医学部全体からみると比較的易しいほうです。ただし、私立の理系学部として人気を誇る早稲田大学や慶應義塾大学の理工学部のレベルを上回っています。前期試験の入試倍率も高く、決して簡単に合格できるレベルではないでしょう。

金沢医科大学医学部の受験対策や勉強法はどうすればいい?

金沢医科大学医学部の入学試験には上記のような特徴がありますが、合格を目指すためには、まず現時点での学力を知っておく必要があります。自分の得意分野と苦手分野を把握したうえで、ここまで解説してきた勉強法を取り入れながら対策を取ることが重要です。

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金沢医科大学医学部に合格するためには、入試傾向を踏まえたうえで効率的に勉強することがポイントです。医学部進学予備校メビオで実施している大学ごとの模試では、その大学の問題形式に合わせて演習できるだけでなく、その都度自分の習熟度や理解度を確認できるため受験勉強の道しるべになります。金沢医科大学医学部への合格を目指すのなら、メビオの大学別模試の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

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