文系大学からの決断、憧れ続けた医師の道へ
医学部受験・合格体験記
はじめに
これから予備校選びをする方々の参考になればと思い、合格体験記を書くことにしました。中高時代、ほとんど勉強せずに何となく大学に進学した私が、第一志望の大阪医科薬科大学に合格するまでの経緯を綴ります。皆さんの励みになれば幸いです。
入校の経緯と当時の学力
私は中高大一貫のエスカレーター式の学校に通い、そのまま私立文系の学部へと進学しました。しかし、就職活動のなかで「やはり昔から憧れていた医師になりたい」という思いが募り、大学を休学して2023年3月からメビオに入校しました。
正直なところ、中高時代の私は勉強が得意ではなく、大学進学がほぼ決まっていたこともあり、勉強には本気で取り組んでいませんでした。そのため、入校当初は全教科において中学レベルも怪しく、右も左もわからないような状態からのスタートでした。
浪人一年目
メビオの独自テキストを使い、基礎から徹底的に学び直しました。毎回の授業冒頭に復習テストがあり、自分がどれだけ前回の内容を理解できているかを確認できます。
医学部を高校時代から目指してきた同級生に比べ、私は圧倒的に遅れた地点からのスタートだったため、最初は本当に苦しい毎日でした。それでも必死に食らいつこうと、毎授業ごとに積極的に質問を重ねました。
時には「もう無理かもしれない」と感じることもありましたが、そんなときには先生方が励ましてくださり、そのたびに「もう一度頑張ろう」と思えました。結果として、一校の一次試験には合格したものの、二次試験は突破できず、悔しい思いをしました。
浪人二年目
二年目は継続生クラスでの学びとなり、基礎をさらっと復習したうえで、特に理科を中心に演習量が格段に増えました。
一年目の私は明らかに演習量が不足していたため、二年目も大変でしたが、同時に自分を大きく鍛える期間となりました。メビオに入った当初はSVOCも理解していなかった私が、二年目には模試の英語で1位を取れるまでに成長できたのは大きな自信につながりました。
最終的に、複数校の一次合格・正規合格をいただき、第一志望であった大阪医科薬科大学に進学することになりました。
メビオの良さを感じた5つの点
- どんな質問にも真摯に向き合ってくださる
- 生徒に合ったクラス編成
- モチベーションが保てる環境
- 「褒めて伸ばす」指導スタイル
- 大学別直前テキストの存在
私は自分から質問するのが苦手で、「低レベルな質問をしていいのか」「その場で理解できなかったらどうしよう」と不安を抱えていました。しかし、体験授業で木村先生が「疑問を持つことは大切だ」とお話しくださったのをきっかけに、質問への不安がなくなりました。実際に質問してみると、どの先生もとても優しく、真摯に対応してくださいました。
私はマイペースで、学ぶスピードが人より遅いため、当初は個別指導も検討していました。しかし、メビオでは学力だけでなく、学習スタイルやペースも考慮してクラス分けが行われていると聞き、入校を決意しました。個別指導では孤独に感じていたかもしれませんが、仲間と切磋琢磨できる環境が自分にとって大きな支えとなりました。
メビオの休館日は年にわずか4日。授業がない日でも生徒の多くが自習室で勉強しており、自然と学習習慣が身につきました。入試直前まで通常授業があるため、緊張感を持続できる環境で、最後までペースを乱すことなく学び続けることができました。
実力テストなどの際には、「成績が伸びてるね」と先生方が声をかけてくださることが多く、それが大きな励みになりました。自分の努力をしっかり見ていてくれる人がいると感じられたことで、モチベーションの維持にもつながりました。
直前期になると、通常授業が大学別の対策授業に切り替わります。その際に用いられるテキストは、各大学の過去問を分析して作成された渾身の一冊です。このテキストに掲載された問題が実際の試 験に出題されることもあり、実践力が大きく養われました。
最後に
メビオに入っていなければ、今の結果はなかったと思います。個性豊かで優しく、時に厳しく寄り添ってくださる先生方との出会いは、私にとってかけがえのないものでした。
この二年間は、ただの受験勉強の期間ではなく、自分を見つめ直し、成長するための大切な時間でした。支えてくださった先生方、スタッフの皆さま、そして最後まで私を信じてくれた家族と友人に、心から感謝します。二年間、本当にありがとうございました。