【2027年度】近畿大学医学部医学科の推薦入試|傾向・受験対策・科目別勉強法
受験対策
2026/08/20(木)
(最終更新日2026/09/24)
2027年度の近畿大学医学部医学科「推薦入試(一般公募)」では、募集人員が2026年度の25名から30名へ増えます。試験は2026年に実施され、一次試験は11月22日、二次試験は12月6日です。
近畿大学医学部医学科の推薦入試は、学校長の推薦を必要とする一方、学習成績の状況(評定平均)について数値による出願基準は示されていません。他大学との併願も可能です。一次試験では英語・数学・理科の3科目、二次試験では小論文と個人面接が課されます。
この記事では、2027年度入試の変更点と日程、2026年度までの入試結果、一次・二次試験の傾向、科目別の勉強法をまとめます。記載内容は2026年8月20日時点の公表情報に基づきます。
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この記事の要約
- 推薦入試でありながら他大学との併願が可能です。
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2027年度の推薦入試の募集人員は30名で、2026年度の25名から5名増えます。
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出願期間は2026年11月1日~11月13日(消印有効)、一次試験は11月22日、二次試験は12月6日です。
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一次試験は英語・数学・理科の3科目、二次試験は小論文と個人面接です。
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2026年度の一次合格最低点は229点/300点でした。年度によって変動はありますが、得点率80%程度が目標です。
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評定平均の数値基準は示されていません。
目次
1.2027年度入試の主な変更点
2.2027年度近畿大学医学部医学科・推薦入試の概要
2-1.募集人員
2-2.出願資格
2-3.入試日程
3.試験科目・配点・選考方法
3-1.一次試験
3-2.二次試験
4.2026年度までの入試結果と合格最低点
5.一次試験の傾向と科目別対策
5-1.英語の傾向と勉強法
5-2.数学の傾向と勉強法
5-3.物理の傾向と勉強法
5-4.化学の傾向と勉強法
5-5.生物の傾向と勉強法
6.二次試験の傾向と対策
6-1.小論文対策
6-2.面接対策
7.近畿大学医学部医学科の推薦入試に関するFAQ
8.近畿大学医学部推薦テストゼミ・推薦入試対策講座
1. 2027年度入試の主な変更点
2027年度入試で最も重要な変更は、医学部医学科の推薦入試の募集人員が30名になったことです。2026年度の25名から5名増えています。
| 項目 | 2026年度入試 | 2027年度入試 | 変更内容 |
|---|---|---|---|
| 募集人員 | 25名 | 30名 | 5名増 |
| 一次試験日 | 2025年11月23日 | 2026年11月22日 | 日程変更 |
| 二次試験日 | 2025年12月7日 | 2026年12月6日 | 日程変更 |
| 出願期間 | 2025年11月1日~11月14日 | 2026年11月1日~11月13日 | 締切日変更、いずれも消印有効 |
| 数学の試験時間 | 13:00~14:00 | 13:20~14:20 | 開始・終了が20分後ろへ変更 |
また、近畿大学医学部と近畿大学病院は2025年11月、大阪府堺市の「おおさかメディカルキャンパス」へ移転しました。
2. 2027年度近畿大学医学部医学科・推薦入試の概要
2-1. 募集人員
医学部医学科の推薦入試の募集人員は30名です。医学部医学科全体の募集人員107名のうち、推薦入試が30名、一般入試・前期が50名、一般入試・後期が5名、大学入学共通テスト利用方式が計10名、地域枠が12名とされています。地域枠12名は認可申請予定で、変更される可能性があります。
2-2. 出願資格
公表されている出願資格は次のとおりです。
次の(1)または(2) に該当し、かつ(3)を満たす者
(1) 高等学校(特別支援学校の高等部を含む。)もしくは中等教育学校を2026年3月以降に卒業した者および2027年3月卒業見込みの者。
(2) 本学で出願資格を認定した学校を2026年3月以降に卒業した者および2027年3月卒業見込みの者。出願資格を認定した学校は、「2027年度入学試験要項(9月中旬公開予定)」でご確認ください。
(3) 出身高等学校長もしくは中等教育学校長が、学業、人物ともに優秀として推薦する者。なお、調査書に記載している各教科の学習成績の状況については、各学部が選考に使用する教科・科目の(学習)成績が優秀であることが望ましい。
評定平均の数値基準は設けられていません。公募併願制で、他大学との併願が可能です。
2-3. 入試日程
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月1日(日)~11月13日(金)※消印有効 |
| 一次試験 | 2026年11月22日(日) |
| 一次合格発表 | 2026年12月2日(水) |
| 二次試験 | 2026年12月6日(日) |
| 最終合格発表 | 2026年12月16日(水) |
| 入学手続締切 | 2026年12月24日(木) |
3. 試験科目・配点・選考方法
3-1. 一次試験
一次試験は英語・数学・理科の3科目で、各100点、合計300点です。
| 教科 | 出題範囲 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目選択 | 9:20~10:20(60分) | 100点 |
| 外国語 | 英語コミュニケーションI・II・III | 11:00~12:00(60分) | 100点 |
| 数学 | 数学I・II・A・B(数列)・C(ベクトル) | 13:20~14:20(60分) | 100点 |
一次試験合格者は、学力検査の成績によって決定されます。数学IIIは出題範囲に含まれません。
3-2. 二次試験
| 試験内容 | 形式・試験時間 | 評価 |
|---|---|---|
| 小論文 | 与えられた主題について論述、40分 | 段階評価 |
| 面接 | 個人面接、1人10分程度 | 段階評価 |
最終合格者は、一次試験と二次試験の成績、調査書等を総合して決定されます。小論文と面接は点数ではなく段階評価ですが、一次試験合格後の選考資料に含まれます。
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4. 2026年度までの入試結果と合格最低点
2026年度推薦入試では、746名が志願し、736名が受験しました。一次試験合格者は69名、一次試験の合格最低点は229点/300点、最終合格者は52名です。一次試験の競争率は10.7倍でした。受験者数を最終合格者数で割った実質的な倍率は約14.2倍です。
| 入試年度 | 志願者数 | 受験者数 | 一次合格者数 | 一次合格最低点 (300点満点) | 最終合格者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 746 | 736 | 69 | 229点 | 52 |
| 2025年度 | 670 | 664 | 72 | 208点 | 58 |
| 2024年度 | 742 | 735 | 74 | 223点 | 51 |
| 2023年度 | 681 | 677 | 77 | 222点 | 55 |
| 2022年度 | 608 | 605 | 80 | 182点 | 60 |
2022~2026年度の一次合格最低点は182~229点で、得点率にすると約60.7~76.3%です。年度によって変動はありますが、一次試験では得点率80%程度を目標にするとよいでしょう。
2026年度は一次合格者69名に対し、最終合格者は52名でした。小論文と面接も選考の対象となります。
5. 一次試験の傾向と科目別対策
5-1. 英語の傾向と勉強法
英語は60分・100点のマーク式です。2021年度から全学部共通問題となり、会話文、長文空所補充、文法・語法4択、同意文選択、語彙、語句整序、長文内容一致の7題で構成されています。
2026年度は、大問1の会話問題で各設問の選択肢が4つから3つに変わり、解答の根拠として参照する範囲も狭くなりました。一方、大問2、3、6、7で得点を確保することが重要である点は例年と同じです。
対策では、単語・熟語と文法・語法を固めたうえで、7題を60分で処理する時間配分を過去問で確認します。全学部共通問題であるため、医学部以外の学部の過去問も演習に利用できます。
5-2. 数学の傾向と勉強法
数学は60分・100点です。2023年度から全学部共通のマーク式問題となり、大問3題で構成されています。出題範囲は数学I・II・A・B(数列)・C(ベクトル)で、数学IIIは含まれません。数列、三角関数、確率などは過去に繰り返し出題されています。
2026年度は、例年よく出題される数学IIの微積分と場合の数・確率からの出題がなく、図形分野に偏りがみられました。大問IIと大問IIIでは、いずれも2次関数の平方完成が必要でした。
対策では、標準的な問題を迅速かつ正確に解く練習を行います。過去問は60分で解き、大問3題の時間配分と計算ミスが起きやすい箇所を確認します。
5-3. 物理の傾向と勉強法
物理は60分・100点の記述式です。力学、電磁気、波動を中心に出題され、問題文の誘導やヒントを読み取って立式する力が問われます。
2026年度は、単振動とサイクロトロンが出題されました。2025年度より文章量は減りましたが、計算量はやや多く、グラフの描図問題も4問出題されています。
対策では、問題の設定を図にし、式と計算過程を省略せずに書く習慣をつけます。計算問題に加えて、グラフを描く問題も過去問で確認しておきます。
5-4. 化学の傾向と勉強法
化学は60分・100点の記述式です。理論・無機・有機から幅広く出題され、過去には結晶格子や蒸気圧など、受験生の間で差がつきやすい分野も扱われています。
2026年度は、2025年度から形式と全体の難易度に大きな変化はありませんでした。大問1と大問2の問1は標準的でしたが、大問2の問2と大問3は難度が高く、文字式で答える問題なども含まれていました。
途中式が求められるため、計算の正確さに加えて、解答までの過程を示す必要があります。理論・無機・有機の各分野を偏りなく学習し、記述式の過去問で答案の書き方を確認します。
5-5. 生物の傾向と勉強法
生物は60分・100点の記述式です。免疫、心臓の機能、発生、生体膜などが扱われ、論述力と図表読解力が問われます。
2026年度は、細胞分裂、血液凝固・線溶、遺伝病と神経疾患が出題されました。全体として2025年度よりやや易化しましたが、血液凝固・線溶には発展的な内容も含まれていました。
対策では、生命現象を必要な用語を使って簡潔に説明する練習と、初見の図やグラフから情報を読み取る演習を行います。
2026年度推薦入試の詳しい出題内容は、メビオの各科目講評と全体統括で確認できます。
6. 二次試験の傾向と対策
6-1. 小論文対策
小論文は40分の段階評価です。近年は400字程度で、提示された文章や主題を踏まえて考えを述べる形式が中心です。
「理想の医師像」「現代医療の課題」「自身の長所と短所」などについて、自分の考えを整理しておきます。400字程度で主張と理由をまとめる練習も必要です。
6-2. 面接対策
面接は1人10分程度の個人面接で、段階評価です。近年は面接前にアンケートを記入し、その内容をもとに質問される形式がみられます。
医学部志望理由、近畿大学医学部志望理由、高校生活や卒業後の活動、長所・短所などを整理し、面接用アンケートと回答の内容に食い違いがないようにします。
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7. 近畿大学医学部医学科の推薦入試に関するFAQ
- 推薦入試は専願ですか。ほかの大学と併願できますか?
- 専願ではありません。公募併願制で、他大学との併願が可能です。
- 出願に必要な評定平均の基準はありますか?
- 学習成績の状況について、数値による出願基準は示されていません。ただし、学校長の推薦が必要で、大学は選考に使用する教科・科目の成績が優秀であることが望ましいとしています。
- 既卒生も出願できますか?
- 2027年度推薦入試では、2026年3月以降に卒業した者が出願できます。
- 数学IIIは必要ですか?
- 推薦入試の数学の出題範囲に数学IIIは含まれません。範囲は数学I・II・A・B(数列)・C(ベクトル)です。
- 一次試験は何点を目標にすればよいですか?
- 合格最低点は年度によって変動しますが、得点率80%程度を目標にするとよいでしょう。
- 過去問はどこで確認できますか?
- 近畿大学入試情報サイトの過去問題案内を確認してください。メビオの「近畿大学医学部 解答速報・過去問解答」でも、解答・解説を公開しています。
8. 近畿大学医学部推薦テストゼミ・推薦入試対策講座
2026年9月6日(日)に、メビオで「近畿大学医学部推薦テストゼミ」を実施します。理科・英語・数学の本番形式テストと各科目の解説・対策授業、推薦入試の最新情報を扱うセミナーを1日で行います。対象は近畿大学医学部を志望する高校3年生と1浪生で、会場受講のほかオンライン受講も可能です。
近畿大学医学部推薦テストゼミは終了しました
9. 著者情報
医学部進学予備校メビオ講師
医学部受験一筋45年以上。近畿大学医学部をはじめとする難関大学の入試傾向分析と指導経験をもとに、本記事を執筆。





