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2017年度 福岡大学医学部入試の講評

2017年度 福岡大学医学部入試の講評

入試

メビオ講師コラム

2017/02/03(金)

2月2日福岡大学医学部の1次試験が実施されました。志願者数は2896名で昨年より328名も増加しています。
昨年の合格最低点は400点満点で298点でしたが、今年も同じぐらいの得点は必要でしょう。各科目の講評を下にまとめました。

英語
形式:昨年と同じく大問 5 題。
内容:
[1][和訳] :内容自体は平易だが、構造に基づいた訳出に際して、訳語の選択に難しい部分はある。
[2][長文] :Coleman という黒人女性パイロットの伝記。内容は昨年よりも読みやすく、設問もさほど判断に迷うことはないと思われる。易化。
[3][文法] :「適していないものを選ぶ」という、以前出題されていた形式が出された。すべて適している場合もあり、しっかり勉強してきた者でないと自信をもって答えることは難しい。昨年より難化。
[4][発音] :2013 年度から続いているアクセントのある母音発音の異同を問う問題。標準的な単語ばかりで完答を目指したい。
[5][整序] :特に解きにくい設問はない。完答を目指したい。

2016年度より長文が易化、文法が難化。全体で8割5分が目標。

数学
[I] (i) 「3 次方程式」 易しい問題だが効率よく解きたい。
(ii) 「整数」 最大公約数・最小公倍数の表し方が理解できていれば難しくはない
が、苦手とする受験生も多いだろう。
(iii) 「場合の数」(5) はやや易。(6) はよくある設問だが慣れていないと難しい。
[II] (i) 「三角関数」 (1) は平易。(2) は置き換えのある解の個数の議論がやや難しい。
(ii) 「整数」 (3) は平易。(4) は書き並べていって規則をつかめば難しくはないのだが、差がつきそうな問題である。
[III] 「微積分」 ごく普通の回転体の体積の問題であり、微分・積分の計算をていねいにするだけ。とはいえ微分・積分計算は差がつくだろう。

昨年よりやや難化。標準レベルの差がつきやすそうな問題が揃っている。ボーダーは6割強。

物理
大問Ⅰ 点電荷の作る電場及び電位。
大問Ⅱ 気体の状態変化、断熱自由膨張。
大問Ⅲ 摩擦のある台と水平面上の物体の運動。
大問Ⅰは標準的な問題なので完答したい。
大問Ⅱは標準的な問題だが、計算を要領良くこなさないと時間的に厳しくなる。6問は合わせたい。
大問Ⅲは特別難しい問題ではないが、1箇所ミスすると連鎖してミスし易い。やはり6問は合わせたい。

昨年度より難化。難問はないが、設定が複雑で計算量も多く時間的にも厳しいセットであった。ボーダーラインは7割。

化学
大問4つの形式は変わらないまま、小問数は増加。しかし、難化した昨年度と違って、1問1 問は受験生に馴染みのある分野が多く難易度としては一昨年並に戻った。
その中でも 2 問 5 コバルト錯イオンの問題や、 3 緩衝液・加水分解平衡の問題はしっかり対策したかどうかが響く内容であるので、これらの問題で差がついただろう。正規合格には8割台後半欲しい。

生物
例年通り、全体的に取り組みやすい問題ばかりで高得点が望める。大問Ⅲの問5の遺伝の問題や、細かい知識が問われた大問Ⅳの問2、問5で差がつくだろうが、8割はほしい。