新潟大学医学部の特徴

新潟大学医学部は1869年、新潟市内にあった正福寺に施薬院と種痘所が設けられたことから歴史が始まりました。その後、県立新潟病院医学所や県立甲種新潟医学校などの時代を経て、明治の終わりには官立新潟医学専門学校が開設され、本格的に医学教育を行う環境を整えています。

大正時代に入ると官立新潟医科大学となり、1923年に発生した関東大震災の際には救護班を結成して上京しました。1947年には国立大学設置法の公布によって、総合大学としての新潟大学が誕生しています。医学部医学科の教育理念は、「医学を通して人類の幸福に貢献する」です。

国際基準を満たす医学教育

新潟大学医学部はグローバルな視点を持つ医師の育成に力を入れています。米国医師国家試験（USMLE）対策も行っており、2020年度には実際に3名が合格するなど、確かな結果も出てきています。

また新潟大学医学部は、世界医学教育連盟（WFME）が定めた評価基準に基づき、日本医学教育評価機構（JACME）から国際基準の教育を行っているとの評価を受けました。これを受け、FAIMER（Foundation for Advancement of International Medical Education and Research）のworld directory of medical schoolsのリストに載ることとなりました。その結果、新潟大学医学部では、2023年以降も米国で医療に従事するために必要なECFMG Certificate（米国医師国家試験USMLEの合格証明書）を発行してもらうことが可能です。

海外など学外交流が盛ん

グローバルに活躍できる医師を育成するために、海外の大学や研究施設との国際交流に力を入れているのも新潟大学医学部の特徴です。アメリカやイギリス、スイスなどの欧米諸国はもちろん、中国やマレーシアなどアジアの大学とも交流があります。

ロシアの大学との交流を深めているのも、地の利を活かした新潟大学ならではの特徴です。新潟大学医学部のカリキュラムでは、2～4年次に約10日間の夏期医学生交流に参加できるチャンスがあります。

3年次になると基礎研究を行う2カ月の医学研究実習、6年次で行う医療現場での臨床研修実習も海外の大学などで行われています。

奨学金情報

新潟大学医学部では、年間の学業成績優秀者を対象とした返還不要の新潟大学学業成績優秀者奨学金制度を設けています。2年次以降、前年度の成績評価などの条件を満たす学部上位の人が対象です。

学費負担者の家計急変で修学継続が困難になった人向けには、返還不要の月額3万円を給付する新潟大学修学応援特別奨学金や、5～10万円を貸与する新潟大学修学支援貸与金制度もあります。

新潟地域の発展に貢献する意思のある学生向けに月額5万円を給付する新潟大学神田奨学金を設けているのも特徴です。家庭や経済の事情で進学を断念せざるを得ない学業優秀な人向けには、40万円が給付される「輝け未来！！新潟大学入学応援奨学金制度」を設け、進学を諦めずに済むサポートも行っています。

新潟大学医学部の特徴

新潟大学医学部は1869年、新潟市内にあった正福寺に施薬院と種痘所が設けられたことから歴史が始まりました。その後、県立新潟病院医学所や県立甲種新潟医学校などの時代を経て、明治の終わりには官立新潟医学専門学校が開設され、本格的に医学教育を行う環境を整えています。
大正時代に入ると官立新潟医科大学となり、1923年に発生した関東大震災の際には救護班を結成して上京しました。1947年には国立大学設置法の公布によって、総合大学としての新潟大学が誕生しています。医学部医学科の教育理念は、「医学を通して人類の幸福に貢献する」です。

※2025/08/01（金）現在

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