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【医学部受験料まとめ】医学部受験にかかる費用とは?受験料や宿泊・交通費も解説!

基本情報

2022/06/12(日)

(最終更新日2022/06/30)

医学部への進学にあたっては、授業料以外に受験に向けての費用も準備しなければなりません。受験料は国公立と私立とで異なり、さらに受験料以外にも宿泊代や交通費などまとまった金額が必要です。

複数の大学を受験するのであれば、その都度費用がかかります。この記事では、医学部受験に焦点を当て、必要な費用や金額の目安などを紹介します。

医学部受験にかかる費用とは?

受験生がいる家庭では、医学部受験にどれくらいの費用が必要になるのかは大きな関心事でしょう。大学受験に向けてはさまざまな費用が必要になり、それによって受験戦略が変わってくることさえあります。

医学部受験に向けて必要な費用は、主として受験料、交通費、宿泊費の3種類です。ここからは、それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

受験料

受験料は国公立大学を受験するのか、私立大学を受験するのかで大きく異なります。国公立大学を受験する場合は、日本全国どの大学を受験しても、受験料としてかかる金額に違いはありません。

それに対し、私立大学の受験料は国公立大学の受験料と比較して全般的に高い傾向があります。また、私立大学は受験料が学部ごとに異なっており、中でも医学部の受験料は他の学部の受験料と比較して高く設定されているのが一般的です。

国公立大学・私立大学医学部の具体的な受験料に関しては、後の段落で詳しく解説します。

交通費

医学部受験にあたっては、受験会場まで出向く交通費がかかります。私立大学の一般入試は、全国の主要都市で受験できるようにしている大学もありますが、すべての大学で可能だとは限りません。

志望校まで出向いて受験する必要がある場合や国公立大学の二次試験で遠隔地の大学を受験する場合は、その都度交通費が必要です。移動に新幹線や飛行機などを使わざるを得ないケースでは、より大きな負担になります。

宿泊費

遠隔地の大学を受験する場合は、宿泊費がかかることも頭に入れておきましょう。自宅から受験校まで当日出向くことができない場合は、受験日より前から宿泊することが必要です。

複数の大学を併願する場合は、宿泊費と交通費の負担も大きくなることを頭に入れておきましょう。例えば、地方在住の人が東京の医学部を複数受験する場合はホテルなどに連泊することになりますし、日程によっては何度か自宅と受験地を往復せざるを得ない場合もあるでしょう。

納付金

私立大学を併願して合格した場合、本命校の合格発表以前に入学手続きが締め切られる場合があります。合格通知をもらった学校に納付金を納めておくことで入学するための保険をかけることが可能です。

納付金は初年度の場合、入学金のほか授業料や施設設備費、実験実習費などから成ります。私立大学の医学部は併願している受験生が多いことから、大学によっては入学手続きを2回に分け、1次手続きで入学金を、2次手続きでその他の費用を納入する方式をとっているところもあります。

もしすべての納付手続きが完了した後に本命校の合格が分かった場合も、3月31日までに入学辞退を申し出ることで、大抵は入学金以外の納付金を返還してもらえます。

ただし、私立大学医学部の入学金は100~200万円ほどが相場となっており、入学しなかった場合は手元に戻りません。私立大学の併願校を選ぶ際には、そのことも念頭に置いておく必要があります。

国公立医学部の受験料は?

国公立大学に入学するためには、大学入学共通テストと各大学で実施される二次試験を受験しなければなりません。国公立大学の医学部は、大学入学共通テストで5教科7科目を受験することが基本です。国公立大学の二次試験は前期・後期日程がありますが、医学部の場合は前期日程が基本で後期日程は縮小傾向にあります。

大学入学共通テストの受験料は3教科以上で1万8000円、二次試験(一般選抜)受験料は1万7000円ですので、必要な受験料は合計で3万5000円です。

私立医学部の受験料は?

私立大学医学部の受験料は、国公立大学のように一律の金額が設定されているわけではなく、学校ごとに異なります。また、前述した通り他の学部とは受験料が大きく異なることも私立大学医学部の特徴です。

受験方式は共通テスト利用方式と一般方式があり、共通テスト利用方式を選択できる学校のうち、数校の例外を除いて一般方式よりも共通テスト利用方式のほうが受験料も安く設定されています。一般方式の受験料は多くの学校で6万円です。

私立医学部受験料まとめ

私立大学医学部の受験料は、一般方式の場合は数少ない例外を除き、多くの大学で6万円であることは前述しました。共通テスト利用方式は大学によって設定している場合と設定していない場合があり、受験料もまちまちです。

ここからは、全国の私立医学部の受験料を一覧表にまとめて紹介しますので、志望校の受験料はいくらになるのかを確認しましょう。

大学名 共通テスト利用方式(単位:円) 一般方式(単位:円)
岩手医科大学 -

60,000

東北医科薬科大学

35,000

60,000

自治医科大学 -

20,000

獨協医科大学

40,000

60,000

埼玉医科大学

40,000

60,000

国際医療福祉大学

50,000

60,000

杏林大学

45,000

60,000

慶應義塾大学 -

60,000

順天堂大学

40,000

60,000

昭和大学 -

60,000

帝京大学

35,000

60,000

東京医科大学

40,000

60,000

東京慈恵医科大学 -

60,000

東京女子医科大学 -

60,000

東邦大学 -

60,000

日本大学 -

60,000

日本医科大学

60,000(共通テスト併用)

60,000

北里大学 -

60,000

聖マリアンナ大学 -

60,000

東海大学

37,000

57,000

金沢医科大学 -

60,000

愛知医科大学

40,000

60,000

藤田医科大学

25,000

60,000

大阪医科薬科大学

32,000

60,000

関西医科大学

30,000

60,000

近畿大学

30,000

60,000

兵庫医科大学 -

60,000

川崎医科大学 -

60,000

久留米大学 -

60,000

産業医科大学

60,000(1次に共通試験を使用)

福岡大学 -

60,000

※この情報は2022年4月時点のものです。出願の際は必ず願書をご確認ください。

医学部受験にかかる費用を少しでも抑えるには?

国公立大学の受験料は私立大学よりは安いものの、遠隔地の大学を受験するとなれば交通費や宿泊費が発生します。私立大学は受験費用だけでも国公立よりも高額なので、複数の大学を受験すれば費用はさらにかさみます。

ここからは、医学部受験にかかる費用をどのようにすれば抑えられるのか、コツを紹介していきましょう。

さまざまな割引を利用

交通費は往復割引や学生割引、早期割引などを利用することで安く抑えることが可能です。受験生のために受験会場までの送迎や受験当日の弁当の手配、電気スタンドや学習机の貸出などのサービスを行う受験生向けの宿泊パックを準備している旅行会社もあります。

複数の大学を受験する場合は、各大学へアクセスしやすい立地条件のホテルを選ぶのがおすすめです。人気のあるホテルは早い段階で満室になりがちなので、受験校が決まったら宿泊施設の手配も早めに行いましょう。

大学によっては全国各地に試験会場が

私立大学医学部では、全国各地に一次試験会場を設けるところも少なくありません。本学まで出向く必要がないので、宿泊費がかからない場合や、交通費が安くすむ場合があります。なによりも、移動距離が短いことは体力的にも時間的にも負担が少なくなり、受験生にとっては大きなメリットです。

私立大学の受験校を選定するにあたっては、地方試験が受けられるかもチェックしてみましょう。

医学部の受験費用にも注意しよう

医学部受験に向けては受験料の他、交通費や宿泊費などの準備が必要です。受験料は国公立を受験するのか私立を受験するのかによって異なりますし、国公立・私立を問わず、遠隔地の大学を受験するのか否かによっても違います。受験にかかる費用を少しでも安くするには、交通機関やホテル、旅行会社などが設定する割引パックや早割などを利用する他、地方受験に対応した大学を受験することなどがポイントです。

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