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鹿児島大学

鹿児島大学 医学部の特徴

鹿児島大学医学部の歴史は古く、薩英戦争の教訓から1869年に設立された島津藩医学校が始まりです。後に東京慈恵会医科大学を創設した日本最初の医学博士である高木兼寛を世に送り出したことでも知られています。1955年には国立移管され、鹿児島大学医学部となりました。

現在の医学部は医学科と看護師や理学療法士、作業療法士を目指す人のための保健学科があります。「人間性豊かな」「地域に貢献する」「研究心旺盛な」「国際的視野に立つ」医学・医療を担う人を育成するという理念のもと、離島を含む広い地域の医療や保健活動を担う人材育成に力を入れています。

キャンパス所在地 鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
URL https://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/
6年間の学費 349万6,800円
医師国家試験合格率(2021年度新卒・既卒含めた実績) 87.1%

医師としての姿勢を学ぶ「プロフェッショナリズム教育」

鹿児島大学医学部では入学直後から医師という専門職に求められる態度や価値観を学び、医学や医療について考えるプロフェッショナリズム教育が始まります。プロフェッショナリズム教育は大きく分けて、入学時から3年前期までの「Phase1」、3年前期から臨床実習前までの「Phase2」、臨床実習における「Phase3」に大きく分けられます。

Phase1の早期に学ぶ「患者と医療」は、実際に患者との対話から患者の心理、抱える問題などを理解する貴重な機会です。同じくPhase1後半の「チーム医療1」では基本的臨床手技の修得や多職種連携によるチーム医療を学び、臨床実習に続く教育が始まります。

Phase2の時期になると「医療面接1・2」や「診療手技1・2」、「シャドウイング」や「チーム医療2」などのプロフェッショナリズム科目で、臨床実習に備えて幅広い能力を身につけます。

講座や学問体系を超えた統合型カリキュラム

医療分野では問題解決の課程や研究開発で、さまざまな領域の知識や技術が必要とされるケースがあります。そこで患者の訴えを理解し、行うべきことを正しく判断できるよう、鹿児島大学医学部では1科目で複数の専門領域をカバーした統合型カリキュラムを取り入れています。

具体的なものが3年生から4年生にかけて行われる総合医療科目です。臓器別、領域別の学習を行います。これらは順序性を考慮してカリキュラムが組まれており、チュートリアル教育などを行いながら学んでいきます。ここで得た知識を平行して取り組む先述のプロフェッショナリズム科目で臨床への応用力として役立てる仕組みです。

奨学金情報

日本学生支援機構の奨学金では、無利子・要返還の貸与型第一種奨学金と有利子・要返還の貸与型第二種奨学金、原則返還不要の給付型奨学金の定期採用があります。他にも地方公共団体や民間団体による奨学金が、4~5月頃に募集されているため、条件を満たしていれば申請可能です。

それ以外に鹿児島大学医学部では、全国で初めて県内の離島出身者に限定した鹿児島大学離島高校出身者支援スタートアップ奨学金を設けています。

鹿児島大学に現役で入学した離島の高校出身の学部生で、入学年度の前期分授業料免除を申請のうえ、許可された学生に対し予算の範囲内で25万円が一括で給付される制度です。

◎2021/11/25(木)時点でのデータ

基本データ

ホームページ https://www.kagoshima-u.ac.jp/
学部所在地 〒890-8544 鹿児島市 桜ヶ丘8-35-1
学生数 706名
医学部医学科アドミッションポリシー 教育目標
以下の能力をともに有した人材を育成します。
  1. 人を尊重し,人と地域社会のため最善の医療を実践する優れた臨床医
  2. 科学的思考力を有し,生涯学習し,医学,医療及び社会の発展に貢献する医師及び医学研究者
求める人材像
高校で学ぶ理科、数学、外国語、国語、社会の基礎学力と学校と社会生活の中で養った資質として、
  1. 自然界や人間社会についての幅広い基礎学力と問題解決力
  2. 医療や医学、生命科学などに対する関心
  3. 地域や国際社会への関心と社会に貢献する意欲
  4. 互いを尊重し、思いやりいたわる心
  5. 話を正確に聞き、自分の意見を論理的に伝える能力
  6. 学習意欲があり、自主的に学習する力と習慣を備えている人

一般選抜(前期)

募集人数・受験料・出願期間

募集人数 69名
受験料 17,000円
出願期間 2022/01/24(月)~2022/02/04(金)消印有効

入試日程

大学入学共通テスト 2022/01/15(土)・01/16(日)
一次発表 2022/02/15(火) ※2段階選抜実施時
個別試験 2022/02/25(金)・02/26(土)
合格発表 2022/03/06(日)

試験科目

大学入学共通テスト

科目 時間 配点 試験内容・選抜方法
国語 80分 200 「国語」
地歴・公民 60分 100 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目
数学 70分+60分 200 「数学I・数学A」「数学II・数学B」必須
理科 60分×2科目 200 「物理」「化学」「生物」から2科目
外国語 80分+リスニング30分 200 「英語」

個別

科目 時間 配点 試験内容・選抜方法
数学 9:00~11:00 200 「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B(確率分布と統計的な推測・数列・ベクトル)」
外国語 12:30~14:00 200 「コミュニケーション英語Ⅰ」「コミュニケーション英語Ⅱ」「コミュニケーション英語Ⅲ」「英語表現Ⅰ」「英語表現Ⅱ」
理科 15:00~17:30 400 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から2科目

個別試験 入試会場アクセス

会場 鹿児島大学医学部
住所 鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1

備考

二段階選抜について 約5倍

一般選抜(後期)

募集人数・受験料・出願期間

募集人数 23名
受験料 17,000円
出願期間 2022/01/24(月)~2022/02/04(金)消印有効

入試日程

大学入学共通テスト 2022/01/15(土)・01/16(日)
一次発表 2022/02/15(火) ※2段階選抜実施時
個別試験 2022/03/12(土)
合格発表 2022/03/20(日)

試験科目

大学入学共通テスト

科目 時間 配点 試験内容・選抜方法
国語 80分 200 「国語」
地歴・公民 60分 100 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目
数学 70分+60分 200 「数学I・数学A」「数学II・数学B」必須
理科 60分×2科目 200 「物理」「化学」「生物」から2科目
外国語 80分+リスニング30分 200 「英語」

個別

科目 時間 配点 試験内容・選抜方法
小論文 9:00~10:30 200 社会や自然の諸現象について述べた課題文などを提示し,文章の読解力や論理的思考力,国語の表現力などをみる
個人面接 12:00~17:00予定 120 面接員2~3名による20分の個人面接 医療人としての適性及び能力をみる

個別試験 入試会場アクセス

会場 鹿児島大学医学部
住所 鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1

備考

二段階選抜について 約8倍

学校推薦型選抜Ⅱ

募集人数 18名
受験料 17,000円
出願期間 2022/01/18(火)?2022/01/20(木)

入試日程

大学入学共通テスト 2022/01/15(土)・01/16(日)
一次発表
個別試験 2022/02/05(土)
合格発表 2022/02/15(火)

試験科目

大学入学共通テスト

科目 時間 配点 試験内容・選抜方法
国語 80分 200 「国語」
地歴・公民 60分 100 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目
数学 70分+60分 200 「数学I・数学A」「数学II・数学B」必須
理科 60分×2科目 200 「物理」「化学」「生物」から2科目
外国語 80分+リスニング30分 200 「英語」

個別

科目 時間 配点 試験内容・選抜方法
面接 9:00~15:30予定 5段階評価 面接員3~5名による20分の個人面接
鹿児島県における地域医療に従事しようとする強い意欲と情熱を持つ者について,医療人としての適性及び能力をみる

個別試験 入試会場アクセス

会場 鹿児島大学医学部
住所 鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1

他、選抜種類

国際バカロレア入試 若干名

入学者情報

【一般選抜・前後期】受験者数および合格者数 受験者:264名 合格者:94名
【推薦入試Ⅱ】受験者数および合格者数 受験者:55名 合格者:18名
医師国家試験合格率 96.40%
入学者内訳 110名(女子48名)
主な就職先 鹿児島大学病院、鹿児島市立病院、鹿児島生協病院

学納金

6年間に必要な学費 3,496,800円
入学金 282,000円
授業料 535,800円
実験実習費
施設設備費
教育充実費
その他 学生教育研究災害障害保険 4,800円
2年次以降学費

奨学金

大学 入学料免除・徴収猶予、授業料免除制度
その他 日本学生支援機構奨学金