鳥取大学
鳥取大学医学部の特徴
鳥取大学は1945年に設立された米子医学専門学校(後の米子医科大学)を前身としています。他の専門学校や師範学校とともに、1949年に鳥取大学となりました。
鳥取大学は「知と実践の融合」を基本理念とし、医学部では人間性涵養教育や想像力を高めるアクティブラーニングなども取り入れています。高度専門医療や国際医療とともに地域医療教育にも力を入れるなど、バランス感覚のよい医療人育成を目指す教育が特徴です。
| キャンパス所在地 | 鳥取県米子市西町86番地(米子キャンパス) |
| URL | https://www.med.tottori-u.ac.jp/ |
| 6年間の学費 | 349万6,800円 |
| 医師国家試験合格率(2025年度新卒・既卒含めた実績) | 90.2% |
コミュニケーション・イノベーション教育
鳥取大学医学部では、全国で統一された医学教育の基本的内容モデル・コア・カリキュラムに全体の3分の2を費やし、残り3分の1で大学独自のカリキュラムを組んでいます。大学独自カリキュラムの中でも、特にコミュニケーション・イノベーション教育と呼ばれるカリキュラムが特徴的です。
特に、ヒューマンコミュニケーションのカリキュラムは全国からも注目されています。保育園や高齢者施設の実習を通じて思いやりの心とヒューマンコミュニケーションを学ぶほか、障がい者であれば手話、外国人であれば英語のように、さまざまなコミュニケーション方法も会得することができます。
また、民間と共同開発した医療シミュレーターを使った授業など、イノベーション教育も充実しており、バランスよく配分されています。
留学制度が充実
鳥取大学医学部では、大学間協定を結ぶ海外の大学以外に医学部として個別の部局間協定を結んでいる大学があり、2022年時点で10校を数えます。2008年にはアメリカのバーモント大学医学部、その後もフィリピンやロシアをはじめとした世界各国の大学や研究所などと協定を締結し、海外の医療現場を直接感じる機会を学生に提供しています。
医学部同窓会による積極的な支援もあり、グローバルな視点を持つ医師の育成を目的とした留学制度が充実した大学といえます。
研究分野でも世界的な実績
鳥取大学医学部は、研究分野でも世界的な実績を残しています。たとえば2009年に設置された染色体工学研究センターは、染色体工学分野の世界的研究教育拠点です。
人工染色体を開発し、再生医療をはじめとした応用研究がなされています。また完全ヒト抗体産生マウスの作製に成功するなど、抗体医薬の開発につながる研究も成し遂げました。臨床医学では先進的なロボット支援手術を附属病院とともに行い、低侵襲治療の推進や新しい医療機器開発に力を入れています。
◎2025/08/13(水)時点でのデータ
基本データ
| ホームページ | https://www.tottori-u.ac.jp/ |
|---|---|
| 学部所在地 | 〒683-8503 鳥取県米子市西町86番地 |
| 学生数 | 679名 ※2024/05/01現在 |
| 医学部医学科アドミッションポリシー | 医学部医学科では,高い倫理観と豊かな人間性を備え,地域特性に合わせた医療の実践や最先端の医学を創造できる医師を養成するために,次のような人を広く受け入れます。
|
一般入学試験(前期)
募集人数・受験料・出願期間
| 募集人数 |
78名 ※とっとり医療人養成枠7名、鳥取県枠11名・兵庫県枠2名・島根県枠5名含む |
|---|---|
| 受験料 | 17,000円 |
| 出願期間 | 2026/01/26(月)~2026/02/04(水) |
入試日程
| 大学入学共通テスト | 2026/01/17(土)・01/18(日) |
|---|---|
| 一次発表 | |
| 個別試験 | 2026/02/25(水)・02/26(木) |
| 合格発表 | 2026/03/07(土) |
試験科目
大学入学共通テスト
| 科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・選抜方法 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 80分 | 200 | 「国語」 |
| 地歴・公民 | 60分 | 100 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目 |
| 数学 | 70分+60分 | 200 | 「数学I・数学A」「数学II・数学B」 |
| 理科 | 60分×2科目 | 200 | 「物理」「化学」「生物」から2科目 |
| 外国語 | 80分+リスニング30分 | 200 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」から1科目 |
| 情報 | 60分 | 20 | 「情報Ⅰ」 |
個別
| 科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・選抜方法 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 12:00~14:00 | 200 | 「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B(数列・ベクトル)」 |
| 理科 | 14:50~17:50 | 200 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から2科目 |
| 外国語 | 9:30~11:00 | 200 | 「コミュニケーション英語Ⅰ」「コミュニケーション英語Ⅱ」「コミュニケーション英語Ⅲ」「英語表現Ⅰ」「英語表現Ⅱ」 |
| 面接 | 9:30~ | 100 | 医療人としての適性を評価 自己評価シートと調査書を面接の際の参考とする |
| 面接(地域枠:兵庫県枠) | 2/27に県の面接あり:1次合格通知送付時に案内 |
個別試験 入試会場アクセス
| 会場 | 鳥取大学 米子キャンパス |
|---|---|
| 住所 | 〒683-8503 鳥取県米子市西町86番地 |
備考
| 二段階選抜について | 大学入学共通テストの成績が920点満点中613点以上の者 |
|---|
学校推薦型選抜Ⅱ
| 募集人数 | 26名 地域枠5名,特別養成枠6名含む |
|---|---|
| 受験料 | 17,000 円 |
| 出願期間 |
2025/11/04(火)~2025/11/10(月) |
入試日程
| 大学入学共通テスト | 2026/01/17(土)・01/18(日) |
|---|---|
| 個別試験 | 2025/12/06(土) |
| 合格発表 |
2026/02/10(火) |
試験科目
大学入学共通テスト
| 科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・選抜方法 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 80分 | 200 | 「国語」 |
| 地歴・公民 | 60分 | 100 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目 |
| 数学 | 70分+60分 | 200 | 「数学I・数学A」「数学II・数学B」 |
| 理科 | 60分×2科目 | 200 | 「物理」「化学」「生物」から2科目 |
| 外国語 | 80分+リスニング30分 | 200 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」から1科目 |
| 情報 | 60分 | 20 | 「情報Ⅰ」 |
個別
| 科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・選抜方法 |
|---|---|---|---|
| 個人面接 | 9:30~ | 100 | 社会常識,問題意識,医学を志す動機などについて質問し,その対応などを通じて,医師となるのにふさわしい資質,思考の柔軟性,発言の論理性等を総合的に評価 調査書・推薦書は面接の際の参考とする |
個別試験 入試会場アクセス
| 会場 | 鳥取大学 米子キャンパス |
|---|---|
| 住所 | 〒683-8503 鳥取県米子市西町86番地 |
備考
入学者情報
| 【一般選抜・前期】受験者数および合格者数 | 受験者数307名、合格者数78名 |
|---|---|
| 【学校推薦型選抜Ⅱ】受験者数および合格者数 | 受験者数139名、合格者数26名 |
| 医師国家試験合格率 | 新卒94.3%、既卒81.8% |
| 入学者内訳 | 男性73名、女性31名 |
| 主な就職先 |
学納金
| 6年間に必要な学費 | 3,496,800円 |
|---|---|
| 入学金 | 282,000円 |
| 授業料 | 535,800円 |
| 実験実習費 | |
| 施設設備費 | |
| 教育充実費 | |
| その他 | TOEIC受験料:6,300円(2回分) 学生教育研究災害障害保険料:4,800円(6年分) 後援会費:60,000円(6年分) 同窓会入会金:20,000円 同窓会費:30,000円(10年分) 学生自治会費:13,000円(6年分) |
| 2年次以降学費 | 535,800円 |
奨学金
| 大学 | 西尾奨学金 鳥取北ロータリークラブ奨学金 米山奨学金 道上奨学金 本名奨学金 井藤奨学金 能勢奨学金 |
|---|---|
| その他 | 日本学生支援機構奨学金 都道府県や市町村の奨学金 民間の各種育英団体による奨学金 |


