【2027年度】愛知医科大学医学部医学科 学校推薦型選抜(公募制)の傾向と対策・勉強法
基本情報
2025/09/27(土)
(最終更新日2026/10/21)
愛知医科大学医学部医学科の公募制推薦は、英語・数学の基礎学力と、小論文・面接での思考力や表現力を総合的に評価する入試です。学力対策の課題は、標準的な問題の正答率を高め、問題量と解答形式に対応することです。基本事項の復習と試験形式に合わせた演習を軸に、小論文・面接も並行して準備します。
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要約:2027年度 愛知医科大学医学部医学科 学校推薦型選抜(公募制)
- 試験日・選抜方法:2027年度入試の試験日は2026年11月28日(土)です。英語・数学は各60分・100点、小論文は60分・5段階評価、面接は個人面接・5段階評価。推薦書・調査書も含む総合評価で合否が決まります。
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出願期間:2026年11月1日(日)9時00分〜11月13日(金)17時00分。提出書類は2026年11月13日(金)【消印有効】です。
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英語の対策:語彙・文法問題の処理速度を上げ、読解の時間を確保します。選択問題と日本語記述の両方を練習します。
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数学の対策:標準問題の解法を定着させ、根拠や条件を示した記述答案を仕上げます。数学Ⅲは試験範囲に含まれません。
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小論文の対策:図表の比較・分析と、資料を根拠に論じる練習を行います。
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面接の対策:医師を志望する理由や大学の志望理由、これまでの経験を整理し、追加の質問に理由や具体例を添えて答える練習をします。
1. 2027年度学校推薦型選抜(公募制)の入試概要と日程
1-1. 入試日程と募集人員
| 項目 | 2027年度学校推薦型選抜(公募制) |
|---|---|
| 募集人員 | 約20名 ※国際バカロレア選抜若干名を含む |
| インターネット出願期間 | 2026年11月1日(日)9時00分〜2026年11月13日(金)17時00分 |
| 提出書類の郵送締切日 | 2026年11月13日(金)【消印有効】 |
| 試験日 | 2026年11月28日(土) |
| 合格発表 | 2026年12月10日(木)18時ごろ |
| 試験会場 | 愛知医科大学1号館(大学本館) |
| 入学検定料 | 60,000円 |
入学検定料の払込期限も、2026年11月13日(金)17時00分です。
1-2. 参考:2026年度入試の倍率
2026年度学校推薦型選抜(公募制)は、志願者103名、受験者103名、合格者20名で、倍率は5.2倍でした。
2. 出願資格
次の⑴~⑹のすべての要件を満たす者で、出身学校長の推薦を得た者とします。
⑴ 人物・学力共に優れ、医師としての適性と医学教育を受けるにふさわしい資質・能力等を有し、将来、地域医療を含む医学の分野で社会に貢献する意欲のある者
⑵ 日本国内の高等学校又は中等教育学校の後期課程を2026年3月に卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者
⑶ 卒業した者は高等学校等在学中の全学年、卒業見込みの者は第3学年第1学期までの学習成績の状況(評定平均値)が全体で3.7以上、かつ、数学、理科及び外国語(理数科は理数及び外国語)の教科についても、それぞれの学習成績の状況(評定平均値)が3.7以上の者
⑷ 高等学校等において、数学については、「数学Ⅰ」、「数学Ⅱ」、「数学Ⅲ」、「数学A」、「数学B」、「数学C」(理数科は「理数数学Ⅰ」、「理数数学Ⅱ」)、理科については、『物理基礎・物理』、『化学基礎・化学』又は『生物基礎・生物』(理数科は「理数物理」、「理数化学」又は「理数生物」)の3科目のうち2科目以上、外国語については、「英語コミュニケーションⅠ」、「英語コミュニケーションⅡ」、「英語コミュニケーションⅢ」を履修(見込みを含む。)した者
⑸ 在学中の出席状況が良好である者
⑹ 合格した場合、本人及び保護者が入学することを確約できる者(専願)
※学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)との併願はできません。
3. 試験科目・出題範囲・評価方法
3-1. 試験科目・出題範囲・配点
| 試験 | 出題範囲・形式 | 試験時間 | 配点・評価 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面) | 60分 | 100点 |
| 外国語(英語) | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 60分 | 100点 |
| 小論文 | 小論文 | 60分 | 5段階評価 |
| 面接 | 個人面接 | — | 5段階評価 |
募集要項では、数学及び外国語は記述式とされています。数学Ⅲは出題範囲に含まれませんが、出願資格の履修要件には含まれます。
3-2. 小論文・面接も並行して準備する
合否は、基礎学力試験・小論文・面接の結果と、出身学校長の推薦書・調査書を総合的に評価して決定されます。募集要項には、得点・評価が著しく低い科目等がある場合は不合格となることがあると記載されています。
小論文・面接も学力試験と同日に実施されるため、英語・数学と並行して準備します。
4. 科目別の出題傾向と対策・勉強法
4-1. 英語:標準的な問題を正確に処理し、読解に使う時間を確保する
2026年度の英語は大問Ⅰ〜Ⅶで、多義語、会話の意味や語句、文法、語句の挿入位置、長文読解が出題されました。選択肢の記号を記入する設問が中心ですが、指示語の内容を日本語で説明する設問も含まれています。
語彙・文法問題で迷う時間が長くなると、後半の読解に使える時間が減ります。短い設問の処理速度を上げることが、全体の時間配分を整えるうえで重要です。
語彙・会話表現は、文中での使い方まで確認する
多義語の問題は、二つの文に共通して入る語を選ぶ形式でした。基本語が動詞・形容詞・名詞など異なる品詞や意味で使われるため、代表的な訳語一つでは対応しきれません。誤答した語は、知らなかった用法を例文とともに整理します。会話表現は、直訳と、会話の中で相手に伝えている内容を区別して押さえます。
正答できても判断に時間がかかった設問は、理解が曖昧だった語義・文法事項を特定して復習します。
長文では、選択肢の判断と短い日本語記述を練習する
2026年度の長文は、子どもの学びと職場の人間関係が題材でした。医療以外の社会的な話題も演習に取り入れます。
語句の挿入位置を問う設問に備えて、文の骨格と修飾関係を捉える練習も行います。選択問題の復習では、正しい選択肢の根拠を本文中に示し、誤った選択肢はどの部分が本文と一致しないかを確認します。日本語記述では、問われた内容を特定し、必要な情報を短くまとめる練習を行います。
時間配分は、実際の所要時間から調整する
60分の演習では大問ごとの所要時間を記録します。語彙・文法の判断に迷ったのか、長文の構造を捉えにくかったのか、選択肢の比較に時間を使ったのかを区別し、原因に応じた練習を増やします。判断に迷う問題は一度保留して次に進み、最後に戻る手順も練習します。
出典:愛知医科大学公開の2026年度学校推薦型選抜「英語」問題、解答・出題の意図。
4-2. 数学:標準問題の解法を定着させ、記述答案を完成させる
2026年度の数学は大問Ⅰ〜Ⅴで、確率、数列と対数、空間図形、微分積分の考え方、図形と方程式が扱われました。大学の出題意図では、各分野の基礎的な知識と理解を問うとされています。
標準問題は、条件から方針を立てられる状態まで復習する
復習では、どの条件をどの式に表すか、公式を適用できる理由は何かを確認し、解答を見ずに解き直します。確率なら場合分けの基準、空間図形なら位置関係の表し方など、計算を始める前の判断を整理します。
単元ごとの復習が進んだら、複数の分野を混ぜた演習を行います。単元名から解法を推測することに頼らず、問題の条件から方針を選べるかを確かめます。
答えとともに、根拠を示す記述を練習する
記述の練習では、設定した文字の意味、場合分けの理由、式を立てた根拠が抜けていないかを点検します。
軌跡・領域では、変数の条件、除く点、境界を含むかどうかまで答案に示します。公開解答は途中計算が省略されている場合があるため、解答例との照合に加え、自分の論証に不足がないかも点検します。
出題範囲を確認し、過去に出た分野だけに偏らない
複素数平面など、2026年度に出題されなかった範囲も標準問題を使って復習します。
60分の演習では、解法を考える時間と記述する時間を合わせて測ります。方針は立つのに答案が完成しない場合は、計算や説明に時間がかかった箇所を確認して解き直します。
出典:愛知医科大学公開の2026年度学校推薦型選抜「数学」問題、解答例・出題の意図、2027年度学生募集要項5ページ。
4-3. 小論文:医療の知識を整理し、資料と設問に沿って論じる
2026年度の小論文では、医療でのAI活用に関する文章・図の分析と論述、地方の医療と国民皆保険制度を扱う論述が出題されました。設問ごとの字数は200字以内、250字以内、400字以内で、指定キーワードを含める設問もありました。
資料の比較・説明と、医療上の課題を論じる設問が組み合わされています。限られた字数で資料の要点をまとめる練習と、資料を根拠に意見を述べる練習の両方が必要です。
医療ニュースは、背景と論点まで整理する
地域医療なら制度上の保障と実際に受診できる環境、医療AIなら負担軽減と回答の安全性・医療者の役割というように、テーマごとの論点を整理します。ニュースから具体例を集め、その事例がどの論点に関わるかを短くまとめます。
資料の分析と、自分の考えを述べる部分を分ける
2026年度の図の分析問題では、平均値の差と評価の分布傾向の両方を説明するよう指定されていました。平均値だけに注目せず、分布の特徴も短く記述する練習を行います。論述では、資料が示す事実を根拠に使い、資料からは判断できない因果関係を断定しないようにします。
指定キーワードは、結論や理由のどこで使うかを構成段階で決めます。
60分で、複数の設問に答える練習をする
全設問の構成を先に整理し、資料の分析と論述に使う時間を配分します。一つの設問に時間を使いすぎず、指定された字数内ですべての答案を完成させる演習を行います。
添削では、資料の読み違い、論拠の不足、論旨の飛躍を点検してもらい、該当箇所を書き直します。
出典:愛知医科大学公開の2026年度学校推薦型選抜「小論文」問題、出題の意図。
4-4. 面接:志望理由を具体化し、追加の質問にも答えられるようにする
医師志望理由は、関心を持ったきっかけ、その後の行動、医学を学びたい理由をつなげて整理します。大学志望理由では、関心のある教育内容を挙げ、それが自分の学びたいこととどう関わるかを説明します。
高校生活での活動や他者と協力した経験については、自分の役割、判断、行動の結果を整理します。長所・短所も、それを示す具体的な経験と結び付けます。
模擬面接では、「なぜそう考えたか」「他の選択肢についてどう考えたか」と尋ねてもらいます。理由を説明できなかった箇所を整理し直し、追加の質問に応じて具体例を補う練習を行います。
5. 試験までの学習計画:復習と実戦演習をどう組み合わせるか
5-1. 最初の演習で、正答率と所要時間を確認する
初回演習では、誤答した問題と、正答までに時間がかかった問題から、復習する分野を絞ります。知識不足の分野は単元別に復習し、処理に時間がかかった分野は時間を測って演習します。
5-2. 11月は、答案を完成させる演習を増やす
11月は、休憩を挟みながら、小論文→数学→英語の順に各60分の演習を行う機会も設けます。本番の順序で取り組み、後半の計算・記述に乱れが出ないか、解き残しが増えないかを確認します。
小論文の添削や模擬面接は試験直前に集中させず、書き直し・再練習まで日程に組み込みます。
5-3. 直前期は、繰り返している誤りを優先して復習する
直前期は、繰り返し誤答した問題や添削で指摘された点を一覧にまとめ、未修正の項目を優先して解き直し・書き直しを行います。模擬面接で理由を説明できなかった項目も再練習します。
6. よくある質問(FAQ)
- 英語・数学は、どのレベルの問題集から取り組むべきですか?
- 高校の基本事項と標準問題を扱う教材が中心です。英語は判断の速さ、数学は記述答案を仕上げることを重視します。
- 数学Ⅲの対策は必要ですか?
- 公募制の基礎学力試験に数学Ⅲは含まれません。試験対策は第3章の出題範囲に沿って進め、出願に必要な履修要件は別に確認してください。
- 英語は選択問題だけ練習すればよいですか?
- 日本語で内容を説明する練習も必要です。2026年度には、指示語の内容を日本語で答える設問がありました。
- 小論文は医療ニュースを読んでおけば対応できますか?
- 知識の整理に加え、図表の比較・説明や、資料を根拠に論じる演習が必要です。
- 面接では、どのようなことを準備しておくべきですか?
- 医師を志望する理由や大学の志望理由、高校生活での経験を整理します。模擬面接で理由や具体例を尋ねてもらい、追加の説明が必要な箇所を確かめます。
- 小論文と面接の対策は、学力試験の後から始めればよいですか?
- 小論文・面接も2026年11月28日に実施されるため、英語・数学と並行して準備します。
試験範囲・日程の出典:2027年度医学部学生募集要項。英語の出題例:2026年度学校推薦型選抜「英語」問題。
7. 11月開講の愛知医科大学学校推薦型選抜(公募制)対策講座
医学部進学予備校メビオでは、2027年度入試の愛知医科大学学校推薦型選抜(公募制)対策講座を2026年11月から開講します。過去の出題傾向や受験者からの聞き取り情報をもとに、公募制推薦に対応した演習と指導を行います。
英語・数学は2026年11月1日(日)と11月15日(日)、小論文・面接は11月1日(日)に実施予定です。受講料は全5コマで49,500円(税込)です。英語・数学は録画視聴によるオンライン受講にも対応しています。小論文・面接のオンライン授業はありません。
日程・受講方法の詳細と申し込みは、メビオ「2027年度入試 愛知医科大学 学校推薦型選抜(公募制)対策」をご確認ください。
著者:医学部進学予備校メビオ講師
医学部受験の教科指導と志望大学別の対策を担当するメビオの講師陣。大学ごとの出題形式・問題量・出題分野を分析し、対策教材の作成、演習指導、答案の添削に携わる。基礎事項の定着から試験形式に合わせた答案作成まで、受験生の学力に応じた指導を行う。
情報確認日:2026年10月14日。出願・受験の際は、愛知医科大学の医学部入試情報に掲載される最新の募集要項とお知らせを確認してください。





