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【講師監修】群馬大学医学部の入試傾向と受験対策・勉強法を解説|医学部予備校メビオ

基本情報

2026/02/20(金)

(最終更新日2026/02/20)

群馬大学医学部は、地域医療への貢献と実践的な医学教育に強みを持つ国立大学です。本記事では大学の概要から取り組んでおきたい学習ロードマップや、入試に向けた分析や勉強法、求められる学力など合格に向けた対策ポイントを詳しく解説します。

群馬大学医学部の概要

群馬大学医学部は、1943年に開校した前橋医学専門学校を前身とし、1948年に前橋医科大学へと改称、翌1949年に国立学校設置法の施行によって群馬大学医学部が設立されました。現在は医学科と保健学科の2学科で構成されています。

Science(科学的知識・能力)、Ethics(倫理観・社会貢献)、Skill(医療技術・研究技術)の頭文字を合わせたSESの探求と、それらの統合による、医学の研究と教育の推進、ならびに医学と医療をリードする人材の育成を理念に掲げ、参加型・少人数教育や医療チーム実習など実践性の高いカリキュラムを重視しています。

地域医療・高度医療を支える附属病院と施設を有しており、特にがん治療研究の分野で多くの実績を持つ、世界有数の重粒子線医学の拠点としても知られている大学です。

群馬大学医学部の入試情報

【所在地】〒371-8514 群馬県前橋市昭和町3丁目39-22(昭和キャンパス)
【学生数】762名 ※2025/05/01現在

【公式サイト】https://www.gunma-u.ac.jp/
【アドミッション・ポリシー】

  1. 豊かな感受性、奉仕の精神を備え、医師としてふさわしい資質を身につけることを目指して、不断の努力を積み重ねられる人
  2. 医療、医学研究、医学教育もしくは医療行政などの分野において、社会に貢献することへの志と強い信念を持っている人
  3. 本学科の教育内容を理解するために必要な総合的基礎学力を十分に備えている人

【6年間の学費】349万6,800円(諸経費は別途かかります)
【奨学金情報 】
日本学生支援機構
一定の条件を満たした学生の入学料・授業料免除制度
他 地方公共団体・民間奨学団体等奨学金など

群馬大学医学部の試験科目・募集人数・受験料・出願期間、入試日程・会場アクセス、受験者数・合格者数など詳細情報はこちら

群馬大学医学部合格に向けたロードマップ

高1生

医学部合格に必要な学習時間は2000〜3000時間が目安とされており、早期の準備が推奨されます。この時期は英語と数学の基礎固めに集中し、学習習慣を確立することが重要です。

具体的には高1の終わりまでに数学I・A、II・B、および英語の基礎を一通り終えるのを目標にしましょう。国公立医学部の入試は全教科の基礎の徹底的な理解の上に成り立っています。平日・休日の学習時間を設定し、継続的な努力の積み重ねが必要です。

高2生

高2生は、全科目の未習範囲の学習を完了させつつ、特に理科の選択と基礎固めを徹底する必要があります。群馬大学医学部の個別学力試験では、理科の選択科目が物理・化学に限定されているため、基礎から応用まで網羅した問題集をやり込むことが大切です。

高2の終わりまでには、共通テストで8割以上の得点ができる実力を付けておくのが現役合格への必須条件です。少なくとも平日は1日2〜3時間、休日は4〜5時間を目安として、基礎の抜けがないよう学習を進めましょう。

高3生

この時期は全科目を完成させ、入試傾向に合わせた戦略的な演習に移ります。共通テストでは85%以上を安定して取れるよう仕上げることが、合格の可能性を大きく高めるでしょう。

基礎の取りこぼしを総点検しながら共通テスト対策を行い、安定して点数を取れるよう仕上げることが推奨されます。二次試験については、群馬大学医学部では独自性の高い出題傾向があるため、過去問演習を通して各教科への対応力強化と弱点の補強を行いましょう。

群馬大学医学部の科目別受験対策・勉強法

数学

傾向分析

群馬大学医学部における数学の試験は大問5題構成で全問記述式、時間は120分です。数ⅠA・ⅡB・Ⅲ全範囲から出題されます。特にベクトルや数列、微積分、複素数平面、場合の数・確率、整数問題などの分野が頻出となっています。
数学の難易度は医学部としては標準レベルとされているものの、計算量が多かったり、自分で試行して解法を見つけたりする問題が多い傾向にあり、全てに回答するのは簡単なことではありません。論理的に記述する力と回答構成力が問われるため、解法暗記ではなく基礎原理の理解と処理スピードの両立が重要です。

受験対策・勉強法

まずは教科書レベルの基本事項を確実に身に付け、典型問題の解法パターンを体系的に整理することが欠かせません。その上で国立大学向けの問題集を用いて記述練習を行い、途中式の書き方や論理的な説明を意識して答案を仕上げる力を養いましょう。
次に群馬大学特有の「試行錯誤して解法を構築する力」を養う必要があります。過去問演習で間違えた問題については「どう試行すれば回答できたか」を分析し考える癖を付けると効果的です。また試験時間に対して問題量が多いため、大問1題につき20分を目安に、時間配分も考慮しながら論理的で丁寧な答案作成を目指しましょう。

化学

傾向分析

化学の解答時間は物理と合わせて120分、1科目当たりの実質的な時間は約60分です。大問4題で構成され、難易度はエクセル化学の発展問題を除いたレベルとされており、基本的には他学部と共通の問題となっています。基本〜標準の比較的易しい問題が中心と考えてよいでしょう。

ただし実際の試験では問題数がかなり多く、考える暇もなくひたすら問題を解き続ける必要があり、どのくらい素早く正確に処理できるかが勝負となります。有機化学・高分子化学からの出題が頻出で、記述量はそこまで多くはありませんが、少し踏み込んだ内容や思考過程を示す設問もあり対応力が必要です。

受験対策・勉強法

化学は難易度が標準的であり高得点を狙える科目です。目標得点率は80%、またはそれ以上を目指しましょう。まずはエクセル化学を1年間通してやり込み、基礎の抜けがないようにします。特に出題率の高い有機・高分子の分野は、何度も復習しておく必要があります。

化学の試験で困難となる時間の短さを考慮して、大問1題当たり15分を目安に解けるよう、過去問や問題集を使って訓練してください。時間を確認しながら何度も学習していくと、時間のかかる問題は後回しにする、見切るなど取捨選択する対応力も身に付くでしょう。その際は情報処理能力と共に、計算の正確性も意識することが大切です。

物理

傾向分析

物理の解答時間は化学と合わせて120分、1科目当たりの実質的な時間は約60分です。大問3題構成で、出題は力学・電磁気が軸、残り1題は波動または熱力学を取り上げる年度が多く見られます。

難易度は標準レベルですが、計算量が多い問題が含まれるため、時間内に全問を解き切るには高い処理力が求められます。結果のみを解答する形式が中心ながら、複雑な文字式処理が必要になる設問もあり、計算ミスを防ぐことが得点のカギとなるでしょう。

受験対策・勉強法

物理は問題量がかなり多く、得意な受験生でも80%を超える得点率は難しいとされています。試験では全問正解を目指すよりも、難しい問題を後回しにし、簡単な設問をミスなく得点につなげていく処理能力が大切です。

まずは物理の教科書内容を理解し、基本的な問題集を使って学習します。解答が複雑な文字式になるケースも多いので、計算に慣れておく訓練が重要です。過去問演習では大問1題につき約20分を目安に解き進め、難しい問題に固執せず優先順位を付ける判断力を養います。その上で間違えた原因を分析し、同じミスを繰り返さないための計算精度と時間配分をすることが効果的です。

小論文(英語)

傾向分析

小論文の試験時間は90分、英語の問題文を読み設問に解答する形式で、大問1題に小問が4〜5問程度付随する構成です。

難易度は高めで、年度によって読解の分量や記述量は異なりますが医療に関するテーマの長文が頻出です。直近では米国におけるたばこ販売の段階的廃止、事件に巻きこまれた後の間接的被害の一つである精神障害などが扱われており、内容の説明や要約、日本語での意見論述(賛否とその理由)などを求める設問が中心となっています。

実質的に英文の読解力、論理的思考や表現力など、英語・国語に関する力量が問われる試験です。

受験対策・勉強法

小論文対策では、英語力と論述力の双方を鍛えます。英語では速読力と共に和訳・要約の学習を重点的に進めましょう。医学論文をベースにしている過去問を踏まえ、医療系の英単語・英文に触れ読み慣れておくことが大切です。

論述対策としては、過去問や小論文用の問題集を使って実際に文章を書きます。できれば医療に関する知識と共に、幅広い時事テーマにも関心を持ち、論述練習を行っておくと安心です。自分の意見を文章にする訓練の繰り返しは重要で、書いた文章を担任や塾講師などの第三者に添削してもらうと、分かりやすい文章作成の改善がしやすくなります。

面接

傾向分析

面接は、複数で行うグループ形式で、所要時間は25分です。面接による配点は公開されていませんが、個別学力試験の総合的な判断の資料になると考えられます。

質問内容は医師志望理由や本学を選んだ理由、将来像、高校での取り組み、医療・社会に関する話題など、ごく一般的なものが中心とされています。極端な圧迫面接という報告は少ないものの、回答を深掘りされることはあり、状況に応じて的確に答える柔軟性が求められるでしょう。年度やグループによっては、挙手して回答する形式が取られることもあります。

受験対策・勉強法

面接は、焦らずに自分の考えを素直に答える姿勢が重要です。準備として、医師の志望理由や群馬大学、あるいは群馬を選ぶ理由をスムーズに答えられるようにしておきましょう。また将来のビジョンや形成したいキャリアなども具体的に考えておくのも有効です。

質問の回答を掘り下げられたときのため、慌てないよう質問内容を想定しておきます。家族や友人、講師などに模擬面接をお願いするのもよいでしょう。

【最新】群馬大学医学部の各科目講評と全体統括

群馬大学医学部の入試において、個別試験(二次)では数学150点・理科150点・小論文150点という配点が確認できます。数学は論証力や試行錯誤を問う独自性の高い出題が多く、理科は問題量が多く処理力と正確さが求められます。

小論文は英語長文を読み、要約・論述する形式で、実質的に高度な英語読解力と論理的表現力が必要です。面接は配点が公表されていませんが、医師としての適性や志望動機、協調性などの観点から総合判定資料とされると考えられます。

全体として、単に得点力を上げるだけではなく、思考力・表現力・志望の明確さを兼ね備えた準備が重要です。科目ごとの基礎をしっかり固めた上で、時間配分と科目特性に即した学習戦略を立てましょう。

群馬大学医学部の受験対策についてよくある質問

群馬大学医学部の特徴は?

群馬大学医学科は、科学的な知識や技能だけではなく、倫理観の点でもバランスの取れた臨床医や研究者の育成を目指すSESをスローガンとして掲げています。

教育面では基礎的な知識はもちろん、学生が自ら問題を解決できる能力を養うことを重視しており、6年のうち約2年はチーム医療を体験できる参加型のカリキュラムが組まれているのも特徴です。

その中で研究意欲の高い学生には、医師免許と博士号の同時取得を目指すMD-PhDコース、国際的視野を持ったリーダーを育成するGFL(Global Frontier Leader)育成プログラムなど、特色あるプログラムが用意されています。

群馬大学医学部の難易度はどれくらい?

群馬大学医学部は、国立医学部の中では中〜上位程度の水準に位置するとされています。模試・偏差値データでは偏差値60台前半で、決して易しいとはいえないレベルです。合格には、全科目において基礎を網羅した上で、標準〜応用レベルの問題を確実に取り切る学力・戦略・学習時間が求められます。

特に、個別試験・二次試験での思考力・記述力・表現力、そして面接を含む総合的な評価も合否を左右する要因です。

群馬大学医学部の受験対策や勉強法はどうすればいい?

医学部合格への第一歩は、今の自分がどの位置にいるのかを正確に知ることです。苦手科目が曖昧なまま勉強を進めても成果は出にくく、群馬大学医学部のように総合得点が重視される大学ではマイナスになります。

現状を把握した上で、これまで解説してきた数学・理科・小論文・面接の対策を段階的に取り入れていきましょう。特に数学・理科は基本問題を高速で正確に解く力と、応用問題に対応する思考力の両方を鍛える必要があります。

さらに小論文や面接では日頃から医療ニュースをはじめ、幅広い社会問題に触れ、意見をまとめる訓練を行うと大きなアドバンテージになります。

群馬大学医学部の受験対策なら大学別模試の受験がおすすめ

群馬大学医学部に合格するには、共通テストでの高得点を確保しつつ、独自の出題傾向を把握し計画的に学習する必要があります。計画を立てる上で効果的な対策の一つが「大学別模試」の活用です。

医学部予備校メビオでは、医学部入試に特化した模試や学力診断テストを実施しています。大学ごとの出題傾向に即した模試で、自分の弱点や実戦力を正確に把握できるため、実戦レベルでの力試しにおすすめです。

ぜひメビオを活用し、着実に実力を伸ばしていきましょう。

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