熊本大学医学部の特徴

熊本大学医学部は6年制の医学科と4年制の保健学科から構成されています。熊本における医学は肥後藩主の細川重賢が、医学寮「再春館」を創設したことによって始まりました。熊本大学医学部のルーツは1896年に創設された私立熊本医学校で、これまで1万人を超える卒業生を輩出しています。

医学部の理念は新しい教育システムを取り入れて最新の医学知識を身につけ、患者に対する思いやりのある医師を育成することです。

キャンパス所在地	熊本市中央区本庄1丁目1番1号
URL	http://www.medphas.kumamoto-u.ac.jp/medical/
6年間の学費	349万6,800円
医師国家試験合格率（2021年度新卒・既卒含めた実績）	92.0％

日本初のエイズ学研究センター

日本で初めてのエイズ学研究センターとして1997年に熊本大学エイズ学研究センターが設立、2002年には3つめの常設分野として予防開発分野も開設されました。

2019年に熊本大学エイズ学研究センターと鹿児島大学難治ウイルス病態制御研究センターが統合・再編され、両大学をまたいだヒトレトロウイルス学共同研究センターとして歩み始めました。世界的に課題となっている難治性ウイルス感染症の研究と教育的な統合をめざし、研究領域の相互乗り入れ、研究設備や機器の共有、人事などの共同運営を行っています。

「柴三郎プログラム」で基礎研究医を養成

熊本大学医学部は、かつて「基礎研究医学部」といわれるほど基礎医学研究に力を入れ、多くの基礎医学研究者を輩出してきました。卒後臨床研修が義務化されてから医学科を卒業後大学院に進学する人が減少していると同時に、基礎医学系分野で学位を取る人も減少傾向です。

こうした現状への危機感から、医学・生命学の研究に興味を持つ人を支援する「柴三郎プログラム」が構築されました。柴三郎プログラムは、卒後臨床研修を受けながら大学院医学教育部博士課程で研究に従事する大学院生を対象としたコース、プレ柴三郎プログラムは、医学部医学科の学生を対象としたコース、柴三郎Jr.は医学･生命科学研究に興味を持つ高校生を対象としたプログラムで、基礎医学研究者の人材獲得を図っています。

奨学金情報

熊本大学医学部に通う学生が受けられる奨学金は以下のものがあります。

• 日本学生支援機構奨学金（給付・貸与）
• 民間・地方公共団体などの奨学金
• 熊本大学アマビエ給付奨学金

コロナ禍を含め経済的に困窮している学生を対象として5万円または10万円が給付されます。

• 熊本大学新庄鷹義基金修学支援奨学金

医学部医学科は2～6年次に学業成績が優秀な学生を対象として年間50万円が給付されます（各学年1人ずつ）。

◎2021/11/25(木)時点でのデータ

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